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Wercker で Sphinx ドキュメントをコンパイルする

Last updated at Posted at 2016-09-02

概要

English
Wercker で Sphinx ドキュメントをコンパイルするための設定をスクリーンショット付きでまとめる.

手順

Wercker の Create → Application から対象のリポジトリをインポートする.
インポート後の画面は下記のようになっているので,Workflow タブへ移動する.

2016-08-18-1.png

その中から build パイプラインの設定を開く.

2016-08-18-2.png

build パイプラインの設定画面をスクロールし,Permission level 項目を表示させる.

2016-08-18-3.png

そして,Permission level は,他人がパイプラインを実行することを防ぎ,
また不用意にログを公開しないようにexecute pipeline を選ぶ.
また,Ignore branchesgh-pagesを追加しておく.
これを忘れると,ドキュメントを gh-pages に push 後,またコンパイルが始まってしまう.

2016-08-18-4.png

次に,ワークフロータブへ戻り,新しいパイプラインを作成する.
2016-08-18-5.png

新しいパイプラインに deploy という名前をつけて,フックタイプをデフォルトにする.デフォルトは,前のパイプラインに繋げて使うための設定である.

2016-08-18-6.png

コンパイルしたドキュメントを GitHub へアップロードするために,
このパイプラインへ GitHub へのアクセストークンを環境変数として登録する.
環境変数名は GIT_TOKEN とし,protected オプションにチェックを入れる.

2016-08-18-7.png

GitHub のトークンは https://github.com/settings/tokens から取得できる.
公開リポジトリの場合は,public_repo にのみチェックを入れれば良い.
非公開リポジトリの場合は,repo にチェックを入れる必要があると思われる(試していない).

2016-08-18-8.png

GIT_TOKEN 環境変数を追加したら,Permission level を Execute pipelines に変更しパイプラインを作成する.

2016-08-18-9.png

次に,先ほど作成した deploy パイプラインを build に繋げて新しいワークフローを作成する.
また,master に push した時だけ動作するように, On branch(es) を編集しておく.

2016-08-18-10.png

最終的に,次のようになっていれば良い.

2016-08-18-11.png

最後に,wercker.yml をリポジトリに追加する.
例えば,docs フォルダにあるソースを Sphinx でコンパイルする場合,wercker.ymlは次のようになる.

wercker.yml
box: jkawamoto/ghp-box
build:
  steps:
    - jkawamoto/sphinx:
        basedir: docs
        packages: sphinx_rtd_theme
deploy:
  steps:
    - jkawamoto/ghp-import:
        token: $GIT_TOKEN
        basedir: docs/build/html

なお,この例では,sphinx_rtd_theme を利用し,
コンパイル後のドキュメントが docs/build/html に生成されると仮定している.
そうでない場合は,basedir を環境に合わせて編集する.

box や step の説明は下記を参照のこと.

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