GitHubから「.git」なしでリポジトリをエクスポートする。または、リポジトリのサブディレクトのみエクスポートする。

---

あまり知られてませんが、GitHub には「Subversionサポート」機能があります【脚注¹】

この機能を利用してリポジトリをエクスポートするには、Subversion クライアント(svnコマンド)がインストールされている必要があります。(後で本文に組み込みますが、svnコマンドのインストール方法については、この記事のコメントに書き込みましたのでご覧ください)

• Subversionのサーバーは要りません。svnコマンドが使えれば良いです…gitコマンド(gitクライアント)を使うのにgitサーバーを自分で立てる必要がないのと同じことです。

• GitHubのサーバーが「Gitサーバー」兼「(仮想の)Subversionサーバー」として振る舞うということです。

https://github.com/apache/thrift (Apache Thrift【脚注²】)というリポジトリーがありますが、このリポジトリをサンプルとしてご説明します。

• リポジトリのmasterから、リポジトリ全体をエクスポートするには以下のコマンドを実行します。「thrift-master」というフォルダにエクスポートするコマンドです。

svn export https://github.com/apache/thrift/trunk thrift-master

• また、「Subversionサポート」機能では、リポジトリのサブフォルダのみを取り出すことができます。

svn export https://github.com/apache/thrift/trunk/test thrift-master-test

• ブランチ(0.5.x)を指定してリポジトリ全体をエクスポートする例。

svn export https://github.com/apache/thrift/branches/0.5.x thrift-0.5.x

• ブランチ(0.5.x)のサブフォルダ(test)をエクスポートする例。

svn export https://github.com/apache/thrift/branches/0.5.x/test thrift-0.5.x-test

• タグを指定してリポジトリ全体をエクスポートする例。

svn export https://github.com/apache/thrift/tags/0.9.3 thrift-tag-0.9.3

• タグを指定してサブフォルダをエクスポートする例。

svn export https://github.com/apache/thrift/tags/0.9.3/test thrift-tag-0.9.3-test

#後で、校正・加筆するかもしれません。

😲セーラームーン / ムーンライト伝説 (ユーロビート)ver. セーラームーン / ムーンライト伝説 (ユーロビート)ver.https://t.co/o91qCKNtAW — JavaCommons (@javacommons) 2017年4月6日

---

1. https://help.github.com/articles/support-for-subversion-clients/ 『Support for Subversion clients - GitHub User Documentation』 ↩

2. https://www.ibm.com/developerworks/jp/opensource/library/os-cloud-apache-thrift/ 『スケーラブルなクラウド・ソフトウェアの開発を Apache Thrift で単純化する』 ↩