2016年6月、AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイトに合格しました。
今後受験される方の参考になればと、自分なりの対策をまとめてみました。
出題範囲の推測
AWS認定試験は試験対策本がありません。
なので、これだけやっておけばOKというものはありません。
また、規約として試験内容の公開が出来ません。
そういうこともあり、本稿のような受験記で傾向や対策を投稿されているケースが多いようです。
Qiitaだけでも「aws ソリューションアーキテクト」みたいなキーワードで探すとわんさか出ますね。
http://qiita.com/search?q=aws+%E3%82%BD%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%86%E3%82%AF%E3%83%88
まずは、上記のような受験記をいくつか見て、重点的に勉強したほうが良さそうな範囲を絞り込みました。
⇒実際に絞り込んだ範囲
EC2, EBS, RDS, VPC, IAM, ELB, AutoScaling, Route53
勉強方法
いわゆる「BlackBeltシリーズ」と呼ばれてる資料です。
毎週水曜日に公式のWebinerが開催されていて、そこで使用した過去分含む資料がPDFやSlideShareで公開されています。
内容は、サービス概要から細かい仕様(制限事項等)まで網羅されています。
知らないサービスを1から勉強する場合でも、または、試験対策の仕上げをする場合としても利用できるはずなので、最低限上記で絞り込んだ範囲の資料は読み込んだ方が良いです。
- 模擬試験
Webから模擬試験が受けられます。1回2,000円です。
試験1回あたりの問題数は本試験より少ないですが、本試験と同様の形式が経験できる数少ない場ではあるので、本試験前の仕上げとして実施すると良いでしょう。
- いかに実践を積むか
実際に経験したことないとわかんないだろって問題がいくつか出ます。
具体的な試験内容がお伝えできないので説明しにくいのですが、つまり、サービスの仕様は理解している前提で「じゃあ○○のケースではどうやって△△を実現するの?」というような課題に応じた実現方式を回答出来る必要があります。
上述のBlackBeltのような机上の学習だけでは、課題ケース毎の対策を学ぶことが難しいので、実践で学ぶしかないと考えます。
ただ、実際問題として、実践できるかどうか(課題にどれだけ直面出来るか)は個人(会社や業務)の状況によって様々だと思います。
なお、実践するといっても、初歩のチュートリアル的にEC2とRDSでシステム構築しました!レベルだと足りないと思います。
「では、その構成から、EC2とRDSそれぞれデータ暗号化したいんだけどどうしましょう?」レベルが求められます。
セキュリティ的な内容は、個人のテスト使用レベルだとあまり触れられないので、事例とか探して似た構成を作ってみる等の対策はしても損はしないと思います。
本試験にあたってのポイント
上述の実践のような、難しめの内容もありますが、逆に、簡単なサービス問題もあります。
試験問題1問あたりの得点配分が均等と仮定すると、いかに簡単な問題を確実に取るか という戦法もアリだと思います。それだけで合格できるとは思いませんが・・・。
- サービス毎の特徴とユースケース
- 類似サービス(デプロイ系等)の比較
あたりを広く浅くおさえておくだけでも、正解できる問題はあるかと思います。
総括(宣伝)
私は上述の試験対策を3日程度の内、空き時間(正味数時間)だけ実施して合格出来ました。
昔からインフラエンジニアとしてやってきたので、インフラ面の理解がしやすかったのはあると思いますが、
弊社(株式会社スタイルズ)がAWSに注力していることもあり、AWS案件で要件定義や設計をする事が多いので、実際に経験した内容が試験にそのまま出た という実績面でのアドバンテージ的なものは少なからずあると思っています。
弊社では今後一層AWSに注力していく方針です。
AWS認定試験をこれから取得される方も、既に取得された方も、AWS案件にもっと触れたいのであれば、一緒に働ければ良いなと思っています。
ぜひ弊社サイトからエントリーしてください。
・・・露骨な宣伝記事になってしまった。