LoginSignup
57

More than 5 years have passed since last update.

コマンドライン+VimでArduinoをはじめよう

Posted at

Arduinoには公式の統合開発環境が存在するが,これが痒いところに手が届かず微妙に使いにくい.
コード中に謎の h j k l といった文字が紛れ込んだりする(?).

ということで,なるべく公式の開発環境を使わないことを目標に,普段から慣れ親しんでいるVimで楽しくストレスフリーなものづくりをするためのメモ.

やることリスト

  • Vimのシンタックスハイライトを有効にする
  • コマンドラインからビルド&転送をできるようにする

Vimのシンタックスハイライト有効化

これはプラグインとして提供されているのでインストールする(sudar/vim-arduino-syntax).
プラグイン管理にNeoBundleを使用している場合は~/.vimrcに以下の記述をしてからNeoBundleInstallを実行すればOK.

~/.vimrc
NeoBundle "sudar/vim-arduino-syntax"

コマンドラインから操作

Inoの導入

Inoという超便利コマンドラインツールを導入する.
(Inoの動作にはArduino IDEが必要なのでインストールしておく)

Ino自体はPythonで書かれているらしいのでMacなら$ sudo easy_install inoでインストールできる.
また,シリアルモニタを使用したい場合はpicocomが必要.これは$ brew install picocomでOK.

Inoの使い方

プロジェクトを作る

ディレクトリは自分で作る.$ ino initを実行するとカレントディレクトリにsrclibディレクトリが生成される.また,srcにはsketch.inoが作られる.

console
$ mkdir test & cd test
$ ino init

-

ボード一覧の確認

console
$ ino list-models

-

プロジェクトのビルド

console
$ ino build

こんな感じ.下画像はVim上で!ino buildを実行した結果.
ino build

-

ボードに書き込み

console
$ ino upload

ino upload

-

シリアルモニタ

console
$ ino serial

ino serial

-

それ以外にもあるっぽい.$ ino helpで確認可.

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
57