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Amazon Linux AMIにZabbix 2.2をRPMパッケージでインストールする

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はじめに

Zabbix開発元(Zabbix SIA.)が公開しているRed Hat Enterprise Linux 6用RPMパッケージのSPECファイルを基にして、Amazon Linux AMI 2014.03上でビルドしたZabbix 2.2系/x86_64のRPMパッケージを作成しました。

私個人が使うためにビルドしていますが、もしかしたら有意義かもしれないのでインターネット上に公開しています。もちろんyumリポジトリーもあります。

インストール

yumリポジトリーの設定

はじめにyumリポジトリーの設定ファイルが含まれているRPMパッケージ「ec2-zabbix-release」をインストールします。

コマンドライン
$ sudo rpm -ivh http://www.beering.jp/repos/amzn/1/x86_64/Packages/ec2-zabbix-release-1.1-1.ec2.noarch.rpm

RPMパッケージに署名しているGnuPG鍵については後述。ec2-zabbix-releaseパッケージには(EPELなどと同じような形で)同梱済み。

または、/etc/yum.repos.d/ec2-zabbix.repoなどの適切な名前で次のようなファイルを作成します。(こちらはgpgcheckをしない設定例を挙げています)

/etc/yum.repos.d/ec2-zabbix.repo
[ec2-zabbix]
name=Zabbix for Amazon Linux AMI $releasever - $basearch - unofficial
baseurl=http://www.beering.jp/repos/amzn/1/$basearch/Packages
enabled=1
# gpgcheck=1
# gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-ec2-zabbix-amzn1
gpgcheck=0

[ec2-zabbix-source]
name=Zabbix for Amazon Linux AMI $releasever - $basearch - Source - unofficial
baseurl=http://www.beering.jp/repos/amzn/1/Source/SPackages
enabled=1
# gpgcheck=1
# gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-ec2-zabbix-amzn1
gpgcheck=0

Zabbixサーバーのインストール(MySQLを使う場合)

ZabbixサーバーのデータベースとしてMySQLを使う場合は、zabbix-server-mysqlパッケージをインストールしてください。また、ウェブインタフェースのパッケージzabbix-web-mysqlもインストールしてください。

ウェブインタフェースの言語を「日本語」にする場合はzabbix-web-japaneseパッケージも併せてインストールすることをお薦めします。

コマンドライン
$ sudo yum install zabbix-server-mysql zabbix-web-mysql zabbix-web-japanese

あるいは次のURLからRPMパッケージを取得してください。

インストールした後はいつもの通り設定してください。Zabbix 2.2のドキュメント「3.3 Installation from packages」も参考になるはずです。

Zabbixエージェントのインストール

Zabbixエージェントのパッケージはzabbix-agentです。これをインストールしてください。

コマンドライン
$ sudo yum install zabbix-agent

あるいは次のURLからRPMパッケージを取得してください。

インストールした後はいつもの通り設定してください。

おまけ

バージョンアップについて

新しいバージョンが公開されていることに気づいたら、適当なタイミングでバージョンアップします。Zabbixサーバー(MySQL版)とZabbixエージェントについては軽く動作確認してからyumリポジトリーに配置しています。

また、パッケージ構成などについては、Zabbix開発元(Zabbix SIA.)が公開しているRPMパッケージに追従します。(例えば2.2.5-1では、zabbix-proxyの依存関係を調整しました)

いつまで公開するか

私がAmazon EC2を使っている限り公開は続ける予定です。Amazon Linux AMI用のzabbix関連パッケージがAmazonかZabbix SIA.が公開をはじめたら更新は停止するとは思います。(私もそっちを使います)

RPMパッケージへのGPG署名

RPMパッケージ配布用のGnuPG鍵(指紋: 1F3D 0C6F 774C 4C2D 9E9A 366F 2E1F EEF4 01A1 0EBA)で署名しています。公開鍵はec2-zabbix-releaseパッケージに同梱している他、鍵サーバーで公開しています。

また、この鍵には私が普段使っているGnuPG鍵で署名しています。(指紋をオフラインで取得したい場合は、どこかで私を捕まえてください)

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