結論
教えてもらう < 自分で学ぶ < 自分の手を動かす <<< 教える
命短し精進せよ技術者達。チョロっと本を読んで勉強した気になっている場合ではないのです。
「ちゃんと勉強してますか?」って聞かれたら何と答えますか?
「してます」と答えようものなら「どんな勉強をしていますか?」と聞かれてシドロモドロするのがオチなのです。
それでは参りましょう、効率別「学習手法」のまとめです。
授業を受ける
効率:★☆☆☆☆
まったく知らない分野を学ぶ時は有効な学習方法ですが、復習もせずに放置すると3日経ったら忘れてしまいます。
学校教育でよく採用されているスタイルですが、浅く広い知識を興味もない人に教えるには効率的な手法なので採用されているだけです。
社会人技術者で授業形式のセミナーを受けている時点で、興味もあるし深い知識を必要としているはずです。1度受けて概要を掴めたらさっさと次のステップに進みましょう。
本を読む
効率:★★☆☆☆
技術書は「知識を得る」ためのものではなく「自分が知らなかったことを発見する」ためのものです。
一見、自発的、能動的に見えて、実はだいぶ受動的な作業です。これだけだと学習効率はたいして高くありません。本で「勉強」したあとは「訓練」までしっかりやっておきましょう。
また、書店で平積みされているような本はだいたい入門者向けです。読むなら棚に縦置きされている中級者以上向けのちょっと高い本を狙って読みましょう。
自分で動作環境を構築して試す
効率:★★★☆☆
自分の手を動かして成果がでるところまでやりきると、しっかりと身に付きます。兎にも角にもやってみましょう。
とりあえず動作させるまででも様々な派生知識が必要になり、実際に動作させることでその技術の特性を知ることができます。
完成を作り客観的に評価してもらう
効率:★★★★☆
ここまでくると実績として認められます。悪いところがあれば指摘してもらえるようになります。
もしかしたらどこかから斧が飛んでくるかもしれませんが、うまく避けて経験値を獲得しましょう。
教える
効率:★★★★★
さすがに間違ったことを教えるわけにはいきません。必然的に必死に勉強して裏を取ることになります。
業務として教えることになると、さらに輪をかけて難易度が跳ね上がります。本当に必要なことだけ抽出、厳選し、60分で終わる量になるよう調整までしなければいけません。しかし、これができるようになればお賃金アップ間違いナシです。
意識高い系エンジニアにならないために必要なこと
「意識高い系」とは、「意識高い」人の外面だけ真似して中身が伴わない人のことです。
そうならないためのたった一つの方法がこちら。
「金を賭けて学ぶ」
リピートアフターミー。
「金を賭けて学ぶ」
アンダースターン?
「掛ける」ではなく「賭ける」となっているところがポイントですよ。学習とは投資ですからね。
別に自分の金でなくてもいいのです。会社の金でもいいのです。むしろ会社の金でやりましょう。
意識高い人と意識高い系の差は、自分の学習成果に対して責任を負っているかどうかなのです。
お金をたくさん賭けてスキルアップを重ね、社運を賭けたプロダクトを任されるエンジニアを目指しましょう。
それではよいお年を。