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ChefでSourceから何かをインストールするCookbookのウォークスルー

Last updated at Posted at 2013-04-30

この記事は最終更新から1年以上経過しています。 気をつけてね。

Chefのレシピでソースから何かをmakeしてinstallをするやり方は、個人によってまちまちかと思います。

私はこんな感じでやっています。

概要

Joyent SmartOSにirdサーバデーモンのngircdをインストールして、サービスとして起動します。

このCookbookはGithubに公開しています。 higanworks-cookbooks/ngircd_smartos(v0.1.1)

追記:続編できました! [LWRPによる]続・ChefでSourceから何かをインストールするCookbookのウォークスルー

レシピのざっくり解説

  1. ローカルに目的のファイルが無かったら取ってくる
  2. ファイルを取ってきたらmake & install、ローカルがあれば何もしない
  3. サービス登録
  4. サービススタート

attributes

attributes/default.rb
## base settings
default['ngircd']['conf_dir'] = '/opt/local/etc'
default['ngircd']['conf_motd'] = '/opt/local/etc'


## repository
default['ngircd']['site_url'] = 'http://ngircd.barton.de/pub/ngircd/'
default['ngircd']['arch_file'] = 'ngircd-20.2.tar.gz'

## for tempolary working
default['ngircd']['working_dir'] = ::File.join(Chef::Config[:file_cache_path], 'ngircd')
default['ngircd']['configure_flags'] = ' --prefix=/opt/local --with-openssl'

attributes には環境によって変更するかも、という要素を置いています。
ローカルのファイルチェックには、file_cache_pathを使うようにしているので、 Chef::Config[:file_cache_path]はサーバインスタンスのリブートで中身が消えないパスにしておくとよいです。

recipes

リソースごとに注釈をいれてみます。

recipes/default.rb
directory node['ngircd']['working_dir'] do
  action :create
end

bash 'make and install ngircd' do
  action :nothing
  flags '-ex'
  cwd node['ngircd']['working_dir']
  code <<-EOH
tar xzf #{node['ngircd']['arch_file']}
cd #{::File.basename(node['ngircd']['arch_file'], '.tar.gz')}
./configure #{node['ngircd']['configure_flags']}
make -j2
make install
EOH
end

remote_file ::File.join(node['ngircd']['working_dir'], node['ngircd']['arch_file']) do
  action :create_if_missing
  source node['ngircd']['site_url'] + node['ngircd']['arch_file']
  notifies :run, 'bash[make and install ngircd]', :immediately
end

smf 'ngircd' do
  start_command '/opt/local/sbin/ngircd'
  start_timeout 120
  stop_command '/usr/bin/pkill ngircd'
  stop_timeout 120
end

service 'ngircd' do
  action :enable
end

directory node['ngircd']['working_dir']

file_cache_pathの下にngircdというディレクトリを作って、ngircd関係はそこにまとめるようにしています。数が増えてくるとよごれるので。

bash 'make and install ngircd'

毎回走らないようにaction :nothingです。
ヨソからnotifiesで呼ばれるために定義しています。

flags-eを含めるとbash -eとなり、途中のコマンドがexit_status ≠ 0の場合止まってもらいます。

codeは普通のスクリプトです。

remote_file ::File.join(node['ngircd']['working_dir'], node['ngircd']['arch_file'])

action :create_if_missingでローカルにファイルがあったら何もしないという選択を指定してます。
ただ:createの指定だと、remote_fileは毎回取ってきてsha比較などをしますがそこまでのものでもないので。

このリソースにアップデートがあったら(※ファイルを実際に取ってきた)、一つ前のbash[make and install ngircd]に対しrunアクションを通知します、:immediatelyとしているのでファイル作成直後に実行されます。

:immediatelyを省略したら実行は後回しにされます、後にservice['ngircd']リソースがあり、ngirc本体のインストールを完了させるためbashを即時実行しておく必要があります。

smf 'ngircd'

これはsmartos用のサービス登録リソースです、svcadmngircdを操作出来るようにしています。

service 'ngircd'

サービスをスタートします、bashの実行が終わってなければ当然failします。

おわりに

ということでソースから何かを入れるレシピ、私のやり方を紹介してみました。

もっと良い感じのやり方や、こんな時はどうやってるの?という事に興味があればコメント等にて分かる範囲で答えます。

追記:続編できました! [LWRPによる]続・ChefでSourceから何かをインストールするCookbookのウォークスルー

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