- VM で利用している Ubuntu 10.04 Desktop で,ディスクスペースが十分でないという警告が出たので,いくつかスペースを確保する手段を講じました.
- Chromium, Firefox のキャッシュファイルを削除
- 不要なパッケージを削除
- 不要な linux-image パッケージを削除
1. Chromium, Firefox のキャッシュファイルを削除
Chromium のキャッシュは,
~/.cache/chromium/Cache
にある.Firefox のキャッシュは,
~/.mozilla/firefox/{random}.default/Cache
にある.それぞれ中身を削除.
2. 不要なパッケージなどを削除
まず,apt のパッケージキャッシュをクリア.
$ apt-get clean
他に不要なパッケージを削除する.例えば,
- gnome-games
- gnome-user-guide
- Mozilla Thunderbird
- OpenOffice(私の環境では既に削除してあった)
など不要なパッケージを削除.このへんは個人の環境に依ると思います.
削除対象のパッケージは参照[1]を参考にしました(ちょっと情報が古い).
$ apt-get autoremove
を使うと,依存関係のない不要なパッケージを削除してくれるようです.
3. 不要な linux-image パッケージを削除
やることは 2 とだいたい同じなんですが,かなり効果的だったので分けました.
長く使っているVMということで,古い linux kernel のパッケージがたくさん残されており,それがかなりのスペース(2.4GB)を消費していました.
$ dpkg -l 'linux-image-*'
とやると,インストール済みの linux-image パッケージがリストされ,いま使っているカーネル以外のパッケージを削除することでスペースを確保出来ます.いま使っている linux カーネルは,
$ uname -r
することで確認できます.この使っているもの以外の linux-image パッケージのリストアップと,その削除を一発でやるコマンドが参照[2]に挙げるページにありました.sed
コマンドの細かい解説も書いてあり,親切です.
dpkg -l 'linux-*' | sed '/^ii/!d;/'"$(uname -r | sed "s/\(.*\)-\([^0-9]\+\)/\1/")"'/d;s/^[^ ]* [^ ]* \([^ ]*\).*/\1/;/[0-9]/!d' | xargs sudo apt-get -y purge
これらを実行することで,最終的にスペースを 20% ほど開放することができました(df
コマンドで確認).