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PHP5技術者認定試験(上級)に学ぶ、実は知らなかった配列関数(3)

Last updated at Posted at 2017-06-22

PHP5技術者認定試験(上級)

資格試験に向けて勉強中です
勉強していて、PHPについて実は知らなかった/勘違いしていたことを記載します。

今回もほとんどが関数のざっくり解説になっています。

こんな配列関数もあるんだーと、新しい発見に繋がれば幸いです。

配列

  • インデックス配列連想配列 があります。
  • キーに指定できるのは、整数と文字列のみ

  • 可能ならば整数に変換される

    • 浮動小数点 123.12 の場合、小数点を切り捨てた整数 123 に変換される
    • 10進数に変換可能な文字列 "123" は、整数 123 に変換される
    • 10進数に変換できない "0123" は、文字列 "0123" のまま

関数

関数 機能
count( $var ) 要素数を取得
sizeof( $var ) 上に同じく 要素数を取得
array_pad( $input, $size, $value ) sizeの長さに達するまで、valueを末尾に継ぎ足す。 負の値を指定すると先頭に追加する

配列の展開

関数 機能
list( $v1, $v2, ... ) = $array arrayの要素を変数v1, v2に格納する。 余った変数には NULL がセットされる。
array_slice( $array, $start, $len ) 分割。startからlenの数を取り出した配列を返す
array_chunk( $array, $size ) 分割。size数ごとの塊にする。(1次元配列は2次元になる)
array_splice( &$array, $start, [$len, [$replace]] ) 削除。 参照渡し 。 startからlen数分の要素を削除。replaceを指定子た場合は、削除した場所にそれを挿入。
  • list() = $array の構文は違和感のかたまり

キーや値の操作

  • isset($array[$key]) は、 キーが存在しても、値がNULLの場合はfalseを返す
    • array_key_exsists($key, $array) を使おう
  • array_search() は最初に見つかったkeyのみ返す

in_array() はPHPの良心

変数の展開

  • 文字列内で2次元配列を展開する場合は波括弧で括る必要あり。
    • echo "値は {$array[0][0]}"
関数 機能
extract( &$array [, $option, $prefix] ) キーと値を、変数名と値として、そのスコープに展開する。変態向けの関数。
compact( $value ) 変数名と値を、キーと値とした配列を返す。同じく変態向け。
  • compact()は、 引数が配列の場合は、 値の文字列がキーとなる
  • extract()は、 変数名の接頭辞を指定可能
    • この関数を使う人とは友達になりたくない

順次処理

  • foreach($array as $key => $val) は、 配列のコピーを作成してから処理を行う ため、ループ中に要素数を変更しても変わらず処理する

イテレータ

関数 機能
key( &$array ) イテレータが指す要素のキーを返す
current( &$array ) イテレータが指す要素の値を返す
each( &$array ) イテレータが指す要素の キーと値を配列にして 返す。イテレータを次へ移動
next( &$array ) イテレータを次へ移動し、その値を返す
prev( &$array ) イテレータを前へ移動し、その値を返す
end( &$array ) イテレータを末尾へ移動し、その値を返す
reset( &$array ) イテレータを先頭へ移動し、その値を返す
  • いつかもし current() を使うときには list($key, $val) = current($array) としたいと思った。

要素に対する関数

関数 機能
array_walk( &$array, $funcname[, $callbackの第三引数] ) それぞれの要素に関数を実行
array_map( $callback, $array1 [, $array2, ...] ) callbackの実行結果を配列にして返す。array1は第一引数の集合、array2は第二引数の集合
array_sum( $array ) 値の和
array_product( $array ) 値の積
array_reduce( $array, $callback [, $初期値] ) 全部合計するとかができる(説明放棄)

ソート

シンプルなもの

関数 機能
sort( &$array ), rsort( &$array ) 昇順/降順ソート。キーが振り直される。
asort( &$array ), arsort( &$array ) 値でソート。キーはそのまま。
ksort( &$array ), krsort( &$array ) キーでソート。キーはそのまま。
usort( &$array, $callback ) ユーザー定義関数でソート。キーは振り直される。
uasort( &$array, $callback ) ユーザー定義関数(引数は値)でソート。キーはそのまま。
uksort( &$array, $callback ) ユーザー定義関数(引数はキー)でソート。キーはそのまま。
natsort( &$array ) 自然順ソート。キーが振り直される。
natcasesort( &$array ) 自然順ソート(大文字小文字を区別しない)。キーが振り直される。

関数 機能
array_multisort( &$array1, &$array2 ) array1の順に合わせて array2の順も変わる
array_reverse( &$array ) 逆順に並べ替える
array_flip( &$array ) キーと値を入れ替える
shuffle( &$array ) ランダムに並べ替え。キーが振り直される。
  • array_multisort()の optionは SORT_ASC SORT_DESC など

演算

関数 機能
array_merge( $array1, $array2 ) マージ
array_diff( $array1, $array2 ) 差分を集めた配列を返す
array_fillter( $array1, $funcname ) 関数の結果がtrueのものを配列にして返す。 キーはそのまま
array_unique( $array ) 重複を削除。 キーはそのまま
array_intersect( $array1, $array2 ) 重複のみを返す逆diff。 キーはそのまま

追加と削除

関数 機能
array_unshift( &$array, $val ) 先頭に追加
array_shift( &$array ) 先頭を削除
array_push( &$array, $val ) 末尾に追加
array_pop( &$array ) 末尾を削除

そこはかとなく js っぽさを感じる

他のtips

キーを指定しない場合 1

$arr = [];
$arr["qiita"] = "a";
$arr[] = "b";
$arr[] = "c";

上記の場合 [ "qiita" => "a", 0 => "b", 1 => "c" ] となる

キーを指定しない場合 2

$arr = [];
$arr[] = "a";
$arr[3] = "b";
$arr[] = "c";

上記の場合 [ 0 => "a", 3 => "b", 4 => "c" ] となる

整数添字は最大数をインクリメントしていくんですね。

終わりに

PHPの配列関数、痒いところに手が届くものもあれば
コンパイル言語使用者が見たら吐き気を催すものまでありますね…。

いいね!頂けると勉強が捗ります。

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