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ググるよりもまずはpry

Last updated at Posted at 2012-12-26

Rubyといえば動的型付け言語なので、IDEサポートがほとんど皆無です。
それはしょうがないんですが、やはりIDEサポートはけっこうなアドバンテージに思うわけで。
例えばC#+Visual Studioは素晴らしいです。膨大なBCLも、IntelliSenseがあると結構なんとかなったりします。
もちろんruby環境にも補完機能がないわけではないですが、やはり弱いです。
なのでどうしてもtypo→エラー→ググるというプロセスをよく歩んでしまいます。

そこでpryですよ

pryはirb(rubyの標準インタプリタ)の上位版です。
irbで出来ることはpryでも大抵は可能です。
pryにはシンタックスハイライト機能とかもありますが、一番はlsコマンドとcdコマンドです。
例えば適当なstringオブジェクトをlsしてみると
ls "hello pry!"

"hello pry!"オブジェクトのメソッドが一覧されます。
また、同じstringオブジェクトの中に入ってみます。
cd "hello pry!"
同じlsでも内容が変わってますね。そう、lsの内容が先ほどのls "hello pry!"と同じ内容になりました。
つまり、cdで中に入ったわけです。

しかし、メソッドだけわかったところであまり旨くないですね。
pryは?コマンドでドキュメントを、$コマンドで定義元のコードを見ることができます。

? 1.upto
$ 1.upto

また、pryのlsは--grepオプションで*正規表現で*grep可能です。
ls "hogehoge" --grep to_.*

最後に、pry内で.の後にシェルコマンドが使えます。

また、railsを使う際も、pryならrailsの独自拡張メソッドを全てドキュメントとソースを一緒に見れます。
railsでpryを使うには以下をGemfileに書いてbundle installするだけです。
rails consoleがirbでなくpryで起動します。

Gemfile
group :development, :test do
  gem 'pry-rails'
  gem 'pry-doc'
end

Enjoy Cording!

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