AppCodeはMacOSXで動作する、iOS用の開発環境です。実機でバッグやシミュレーターでのデバッグもAppCode上から行うことが出来ます。
このTipsはAppCode1.6 EAPを元に書いています。
AppCodeの良いところ:http://d.hatena.ne.jp/happy_ryo/20111211
このエントリの元:http://d.hatena.ne.jp/happy_ryo/20111222
以前ちょろっとブログに書いたのを加筆修正しつつ。
##1.行番号を表示する方法
設定画面を開いて「show line number」で検索してから、Editor→Appearanceと選択すれば、設定項目がハイライトされています。
##2.インクリメンタルサーチにショートカットを割り当てる方法
一部の方には必要ない設定ですが。
設定画面で「Incremental search」で検索して、Keymapを選択すると最初からインクリメンタルサーチのショートカットの設定項目だけが絞り込まれて表示されます。後は、煮るなり焼くなりお好きなように。
##3.エディタのタブに関していくつか
エディタを大量に開くと、タブが勝手に隠されてしまって割と困る。そんなときのいくつかの対処法。
###タブの表示を1行で行う設定を解除する。
「Show tabs single row」で検索すると該当の設定がハイライトされているので、チェックを外すとタブの表示が複数行になります。
###タブの表示位置を上じゃ無くて右か左にする。
タブを複数行表示して、エディタの上下幅が狭くなるなんてありえない、そんな人にはタブの表示位置をエディタの右か左に移動することを勧めます。
「Placement」で検索してEditor→Editor Tabsと選択すると、設定項目がハイライトされています。
「エディタのタブ表示など邪道」という方は、ここで「none」を選択するとタブを消し去ることが出来ます。
また、この設定画面ではタブを規定数以上開いたら、特定の条件に従ってタブを自動で閉じる設定なんかも出来ます。
##4.スペースを表示する
世の中には半角スペースが可視化されて居ないと生きるのが辛い人が居ると聞きました。
「show whitespace」で検索してから、Editor→Appearanceと選択すれば、設定項目がハイライトされています。
##5.前回のコミットメッセージを自動で入力しない
毎回消すの面倒ですよね、手抜きして同じメッセージでコミットするのも良くないので、毎回空になるようにしちゃいましょう。
「clear initial commit」で検索してから、Version Control→Confirmationと選択すれば、設定項目がハイライトされています。
##6.意外とBTSとの連携が良い
標準で、JIRA/YouTrac/Lighthouse/PivotalTracker/GitHub/Readmine/Tracとの連携機能を備えている。コミットメッセージのテンプレートを設定することも出来ます。
##7.Vim使いの人にも安心
設定画面のPlugins→Browse repositoriesからプラグインの検索・インストール用の画面を立ち上げて「vim」で検索すると「IdeaVIM」というプラグインが見つかります。インストールしたあと、再起動しないと反映されません。
自分で個別に設定したショートカットと(衝突しない限り)共存可能なので、ぼくみたいにいくつか自分でショートカットを自分で割り当てる人にも安心。
主な機能はこちらで確認出来ます。
https://github.com/JetBrains/ideavim
##8.Bitbucket派のあなたにも安心
Bitbucketチームの作ってくれているプラグインが公開されています。インストール方法は上のVim~と同じです。
VCSの中にBitbucketが追加されたり、設定画面にBitbucketの項目が追加されてアカウントの設定やSSHの鍵の設定が出来るようになります。
###これでプライベートなGitリポジトリが使い放題のBitbucketを気兼ねなく使えますね!
##9.もう23時57分なのでずるいけど一度公開して後で追記する
---ここから---
##10.それってこういうこと?こうしとく?という機能が便利
AppCodeではエラーの解決や、その他諸々の解決にalt+Enterを押しまくる事になるので、いつかは気づくと思うのですが「ここ、こうできるけどこうする?」的な項目がたまに出てきます。
例えばこんな感じのif文を
if (a) {
return 3;
}
return 4;
alt+Enterで開いたメニューから「Replace If Else with '?:'」を選択すると
return a ? 3 : 4;
勝手にこうしてくれます。
他にも
@"The number is %d"
↓
[[NSString alloc] initWithFormat: @"The number is %d"]
とか
if (!a) {
if (b) {
return true;
}
}
↓
if (!a && b) {
return true;
}
なんかもあります。
設定画面の「Intentions」の中で、他にどんなケースが登録されているのかを確認することが出来ます。
##11.起動時のアップデートの確認について
設定画面の「Update」から、アップデートの確認を自動でするかどうかの設定や、アップデートを確認するチャンネルの設定を行うことが出来ます。
選択できるチャンネルは「メジャーバージョンアップ」「ベータリリース、またはパブリックプレビュー」「マイルストーンリリース」「アーリーアクセスプログラム(EAP)」の4つから選択する事が出来ます。
##12.使われているフォントを一括で変える
(オススメしないよって書かれてます)
設定画面のAppearanceにOverride default fonts byという項目があるのでチェックを入れて、ドロップダウンリストから好みのフォントを選択して、フォントサイズを設定するだけです。
##13.書き忘れましたがEmacsの方にも安心です
Keymapの設定にEmacsというのがあります。
でも、KeyRemap4MacBookを使った方が良いと思います。