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AtomからMayaへコマンドを送る

Last updated at Posted at 2015-11-28

Mayaのスクリプトエディタはあんまりそんなに評判よくありません。
ちゃちゃっと書くにはお手軽でいいんですが。
atomMaya_scripteditor.png

そこで、外部エディタでコードを書いてMayaに送信する、
という方法がいくつかのエディタで用意されています。

Atom経由で試してみたので備忘録。

インストール

Python

事前にPythonをインストールしておく必要があります。
https://www.python.org/downloads/

Atom側

atomMaya_install.png

File > Setting (ctl + ,)
でSettingタブをひらき、「Install」で『maya』と検索します。
一番上にatom to Mayaなパッケージが出てくると思います(▲)。

atomMaya_detail.png
詳細こんな感じ。Python ScriptをRunします。MELは送れません
「Install」をクリック。

atomMaya_run.png
すると、Packagesメニューに「Maya」が追加されます。
AtomからMayaへの送信はalt + ctl + rだそうです。

Maya側

ここまでがAtom側の準備。次にMaya側の準備です。

下記の内容を、userSetup.py というファイル名で
ドキュメント以下のMayaフォルダの「Scripts」に保存します。

userSetup.py
import maya.cmds as cmds

cmds.commandPort(name=":7005", sourceType="python")

もしすでにuserSetup.pyを設置している場合は、その中のどこかに追記します。

atomMaya_usersetup.png

そしたらMayaを起動し、
あとはAtomでコードを書いて alt + ctl + r するだけです。

実行

とりあえずalt + ctl + rすると、書いているコード全体がMayaへ送られます。

一部選択しておくと、選択部分だけ送られます。

注意

Maya起動必須

atomMaya_withoutMaya_.png
Mayaが起動していないとなにも起きません。

保存必須

Mayaへ送信する前に、書いてるファイルを保存しておく必要があります。
標準のスクリプトエディタは書いてすぐ実行できるので、そこはこちらの方が一手間。

ファイルの拡張子は、基本的には .py にしておくのがいい気がしますが、
実はなんの拡張子でも、一部選択してRunの方は通ります。
(選択なしでRunする場合は、.pyである必要があります)

この件についてはこちらに報告が上がっています
https://github.com/davidpaulrosser/atom-maya/issues/11

参考

Githubが開発するエディタ Atom
https://atom.io/

Autodesk Maya
http://www.autodesk.co.jp/products/maya/overview

「atom-maya」はdavidpaulrosser氏の開発するパッケージ
https://github.com/davidpaulrosser/atom-maya
https://atom.io/packages/maya

おまけ

atom アニメーションフォーマット

「atom maya」で検索すると、Mayaドキュメント内のATOMについてのページが出てきます。
これはアニメーションを入出力するためのMayaに用意されたファイル形式の解説で、
エディタの方のAtomとは関係ありません

sublimeプラグイン

sublimeエディタ用のプラグインというのも見つけたのでメモ

今回の環境

Atom 1.2.4
atom-maya package 0.17.0
Autodesk Maya 2016 Extension 1 + SP4

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