1.はじめに
今回は出力結果のうち、モデル本体についての構成になります。
2.モデルの構成
3Dプリントする本体であるモデルを縦割りにした絵です。(立方体)
スライス面外周にあたるモデル外壁の厚みはループ数で指定可能で、上下面(今回の立方体の場合)の厚みは、以下で指定します。
本ソフトでは、Print.xml内の「Layer/topSolidLayers,bottomSolidLayers」要素で指定します。なお、本ソフトでは、積層の分解能(レイヤー高さ)の変更による影響を受けにくい様に、積層数または、高さ(mm)で指定可能にしています。
Simplify3Dでは、[Layer]タブの「Top Solid Layers/Bottom Solid Layers」で指定します。
2.1.外周(Outer Perimete)
モデルの最も外側(スライス面に対し)になります。
2.2.内周(Inner Perimete)
モデルの外側を構成するループ形状のうち外周1周を除いた部分になります。
※スライサーによっては、内側の穴に当たる部分を内周と呼ぶこともあるようです。
本ソフトでは、Print.xml内の「Layer/perimeterOutlines」要素で指定します。外周/内周を合わせた数になります。(内周は指定-1)なお、本ソフトでは、ノズルサイズの変更による影響を受けにくい様に、ループ数または、幅(mm)で指定可能にしています。
Simplify3Dでは、[Layer]タブの「Outline/Perimeter Shells」で指定します。
2.3.インフィル(Infill)
モデルの内側を構成する内側になります。
本ソフトでは、Print.xml内の「Infill」要素で指定します。まだ形状は1種類しかありません。
Simplify3Dでは、[Infill]タブで指定します。
2.3.1.モデルの内部
前記絵のインフィルは、モデル内部の状態です。この場合、指定された充填率(Interior Fill Percentage)により軽量化/フィラメントの節約などの目的により肉抜きされた状態です。
2.3.2.モデルの外部
下記絵のインフィルは、モデルの外側になる部分になります。この場合、インフィルの充填率は100%となります。
6.おわりに
前置きが長くなりましたが、次回からは、アルゴリズムの説明になります。