Rubyでhashの要素を処理して、hashを返す

例

どうしてもhashのkeyを全てシンボルにしたくなった場合

require 'yaml'

yaml = YAML.load_file("sample.yml")

h1 = Hash[
  *yaml["a"].keys.map{|key|
    [key.to_sym, yaml["a"][key]]
  }.flatten(1)
]

p yaml["a"]
p h1

• sample.yml

a: 
    b1: c1
    b2: c2
    b3: c3
    b4: c4

実行結果

{"b1"=>"c1", "b2"=>"c2", "b3"=>"c3", "b4"=>"c4"}
{:b1=>"c1", :b2=>"c2", :b3=>"c3", :b4=>"c4"}

ほら、keyがシンボルになっているでしょ！
（今回の例だと、「yaml側でシンボルにしろよ！」って言われる場面なのですが、そこに触れてはダメです。）

なにをしているの？

singleton method Hash.[]

以下は配列からハッシュを生成する方法の例です。
(2) キーと値のペアの配列からハッシュへ

alist = [[1,"a"], [2,"b"], [3,["c"]]]
p Hash[*alist.flatten(1)]  # => {1=>"a", 2=>"b", 3=>["c"]}

というのを使っています。

例に挙げたコードを分解してみる

yamlファイルから読み取る

yaml = YAML.load_file("sample.yml")
p yaml #=> {"a"=>{"b1"=>"c1", "b2"=>"c2", "b3"=>"c3", "b4"=>"c4"}}

• ここは今回のメインではないです

キーをシンボルに変更した配列を作成し、平滑化する

array = yaml["a"].keys.map{|key|
  [key.to_sym, yaml["a"][key]]
}
p array #=> [[:b1, "c1"], [:b2, "c2"], [:b3, "c3"], [:b4, "c4"]]
p array.flatten(1) #=> [:b1, "c1", :b2, "c2", :b3, "c3", :b4, "c4"]

• flatten(lv = nil) -> Array

平滑化の再帰の深さを整数で指定します。
nil を指定した場合、再 帰の深さの制限無しに平滑化します。
整数以外のオブジェクトを指定した場合は to_int メソッドによる暗 黙の型変換を試みます。

• keys.mapの中の処理を変えれば、hashのkeyだけではなくて、valueも自由自在ですね！

キーと値のペアの配列からハッシュを作る

# array #=> [[:b1, "c1"], [:b2, "c2"], [:b3, "c3"], [:b4, "c4"]]
h1 = Hash[*array.flatten(1)]
p h1 #=> {:b1=>"c1", :b2=>"c2", :b3=>"c3", :b4=>"c4"}

まとめ

• hashを素にarrayを作ってhashにすれば、一応出来る

配列からハッシュが作れるとか知らなかった僕なのでした（笑
今回、例に挙げたコードは実用性が無いな〜。
何に使えるんだろ？

用途、募集中です（苦笑

追記

追記1

yuku_tさんにコメントで教えて頂きました！

ちなみにRailsにはHash#symbolize_keysとHash#symbolize_keys!っていう、ほぼ同じことをしてくれるメソッドがあります :)
rails / activesupport

  def symbolize_keys!
    keys.each do |key|
      self[(key.to_sym rescue key) || key] = delete(key)
    end
    self
  end

ぉぉ〜。 keyをシンボル化したいだけなら、こっちですな！！

追記2

hilohiroさんにコメントで教えて頂きました！

require "yaml"

yaml = YAML.load_file("sample.yml")

h1 = Hash[
  yaml["a"].map{|key, value|
    [key.to_sym, value]
  }
]

Hash#mapってarrayが返るんですね！
知りませんでした（＝ｗ＝；
少しずつ、シンプルになる感じがいいですね〜（＝ｗ＝