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fluentdでレコードにhostnameを入れてからサーバーに送信する

Last updated at Posted at 2014-06-13

複数のクライアントから一つのサーバーにログを集める事をしていたのですが、hostnameを入れておかないと後で『どこの鯖のログだこれ?(^q^』となってしまうので。
なお、今回初めてfluentd(というかtd-agentを)触りましたw

とりあえず、初心者らしく

td-agentはバージョン 1.1.19を利用しています。
なお、この項はhostnameを入れる件とは関係ないので、hostnameを入れる部分を読みたい方は、ページ中段の「hostnameを入れる」の項を参照してください。
インストール等々、以下のサイトが分かりやすかったです。
fluentd(td-agent) の導入

td-agent?

Fluentdは拡張しやすいようRubyで実装され、一部の性能に直結する部分はC言語で実装されています。
しかしライトユーザーにとってRubyのデーモンをインストールし運用することは難しい場合があります。

どんなプラグインをインストール済みなのか見たい時

基本的にgemでインストールしていくスタイルのようなので以下を見ると良いっぽいですね。

ls /usr/lib64/fluent/ruby/lib/ruby/gems/1.9.1/gems/

その他irbやrubyコマンドも以下のパスにあるので、既にインストール済みのrubyのバージョン等に影響が出なくて良いですね。

ls /usr/lib64/fluent/ruby/bin/

例えばプラグインを追加したい時は?

素でgemを叩くと既存のやつに影響が出たりして嫌なので、先程見たところにインストールされるようにしたい

$ sudo /usr/lib64/fluent/ruby/bin/fluent-gem install fluent-plugin-forest --no-rdoc --no-ri

以上で、先程のところにインストールされるようです

$ ls /usr/lib64/fluent/ruby/lib/ruby/gems/1.9.1/gems | grep forest
fluent-plugin-forest-0.2.4

hostnameを入れる

ここから本題です。

設定

今回はrecord-reformerを利用してみました。

<source>
  type tail
  format ltsv
  path /var/log/httpd/access_log
  pos_file /var/log/td-agent/access_log.pos
  tag development.access_log.addHostname
</source>

<match **.addHostname.**>
  type record_reformer
  renew_record false
  enable_ruby true
  output_tag ${(tag_parts - ["addHostname"]).join(".")}

  <record>
    hostname ${hostname}
  </record>
</match>

<match development.access_log>
  type forward
  flush_interval 5s
  buffer_type file
  buffer_path /var/log/td-agent/buffer/access_log

  <server>
    host logserver.example.com
    port 24224
  </server>
</match>
  • 以上で、以下のようになります。
  1. tagのどこかに"addHostname"がある場合、レコードにhostnameを記録する
  2. 記録後tagから"addHostname"を削除して、次のmatchへ行く
  3. 今回の場合、サーバーへ送るmatchに拾われる

ltsvフォーマットにしている部分等は不要ですが・・・ご愛嬌でw

サーバーに送るmatchをまとめたい

上記のようにhostnameが入るようになったところで、思いました。
『全部のログをlogserver.example.comに送るのに、ログファイル毎にmatch書くの・・・?(=w=;』
以下のような感じに出来ないの?

<match **>
  type forward
  flush_interval 5s
  buffer_type file
  buffer_path /var/log/td-agent/buffer/${tag}

  <server>
    host logserver.example.com
    port 24224
  </server>
</match>

しかし、単純にコレだけだと・・・サーバーに送りたくないものがあったとしても送られてしまいます。
送られた側でほっとくという手もあるかもしれませんが、hostnameを追加した子だけ送信したい気がします。

設定

今回はforestを利用してみました

  • 似たような設定をまとめたりcaseを利用して設定の上書きが出来るプラグインのようです
<source>
  type tail
  format ltsv
  path /var/log/httpd/access_log
  pos_file /var/log/td-agent/access_log.pos
  tag development.access_log.addHostname
</source>

<match **.addHostname.**>
  type record_reformer
  renew_record false
  enable_ruby true
  output_tag ${(["sendLogServer"] + tag_parts - ["addHostname"]).join(".")}

  <record>
    hostname ${hostname}
  </record>
</match>

<match sendLogServer.**>
  type forest
  subtype forward
  remove_prefix sendLogServer
  output_tag ${tag}
 
  <template>
    flush_interval 5s
    buffer_type file
    buffer_path /var/log/td-agent/buffer/${tag}

    <server>
      host logserver.example.com
      port 24224
    </server>
  </template>
</match>
  • 以上で、以下のようになります。
  1. tagのどこかに"addHostname"がある場合、レコードにhostnameを記録する
  2. 記録後tagから"addHostname"を削除して"sendLogServer"を追加し、次のmatchへ行く
  3. サーバーへ送るmatchに拾われ、タグから"sendLogServer"を外してサーバーに送る

こうしておけば、"addHostname"がタグにあった子は勝手にサーバーに送られます。
本当にtagの編集だけなら、forestじゃなくて違うpluginの方が良いと思います。
今回の例だと、tagの編集だけではあるのですが・・・(=w=

おまけ:サーバー側の例

こんな感じですかね?

<source>
  type forward
  port 24224
</source>

<match **>
  type forest
  subtype file
  <template>
    path /var/log/gathered/${tag}
    time_slice_format %Y/%m/%d
    flush_interval 12h
    buffer_type file
    buffer_path /var/log/fluentd/buffer/${tag}
  </template>
</match>

あとは、S3に上げたりとか色々と設定を変えてみると良いですね。

まとめ

  • record-reformerやforest等、便利なpluginを公開されている方が多数居らっしゃるので、その辺りを探して利用すると色々出来そうです!!

今回触っていて感じたのですが、使っているtd-agentのバージョンの性なのか割と再起動等に弱い印象があります。
複数起動を許可していたりもするので、設定を変えて再起動とかしていると、いつの間にかプロセス自体が増えていて、予期せぬ動作に悩まされます。
再起動毎にプロセスの数と起動時刻を見て、適切にkillをしたりして、少しゆったりとtry&errorをすると良さそうです。

全体的にもっとスマートな記述にしたいですが、自分の習熟度不足のため・・・(=w=;

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