本日、2016/2/26、IDCFクラウドのプライベートコネクトがコンパネから操作可能に、しかもリージョン間費用が無料となりリリースされました。
http://www.idcf.jp/cloud/connect/
「IDCFのリージョン間接続は、インターネットVPNと比較しても通信速度が2~3倍高速とのこと」とあるので、ホントかどうか確かめてみました
半分自作自演ですが
結果はこんな感じ。
VyOSとの比較
jp-east~jp-west | RTT | loss | Throughput |
---|---|---|---|
Internet(参考) | 23.0msec | 0.00% | 445Mbps |
VyOS(IPsec) | 23.7msec | 0.00% | 144Mbps |
PrivateConnect | 21.0msec | 0.00% | 820Mbps |
VyOSのスペック、チューニング次第、というところは勿論ありますが、インターネットVPNと比べて5倍以上の性能差があるということは言えそうです。
1Gbps程度はコンスタントに使える設計になってます
構築がラク
性能差以外にも何よりも構築がラクです。VyOSでIPsec設定するのはこのマニュアルを使えばワリと簡単にできますが、それでもナンダカンダで1hくらいはかかります。(久しぶりに設定したら、ちょっとハマって2hくらいかかった・・ )
プライベートコネクトを使えば、この接続ボタンをポチット押せば1分程度でつながります
(VM側でのstatic route設定は必要なのでお忘れずに)
信頼性
当然ながらプライベートコネクト含む自社インフラ部分は全て冗長化されています。
VyOSは基本シングルで、IPsec含めて完全に冗長構成で構築するのは至難の業だったりします。
切れたら困るようなシステムは悪いことは言いません、プライベートコネクト使った方が良いです
裏話
実はプライベートコネクト用のDBもPXC(Percona XtraDB Cluster)を組んでいて、白河、東京、北九州に3分散・冗長しています
データ保全のために3分散させる、というのは最近の流行な感じですし、その際にはある程度遠距離で構成を組む必要があります。1000kmというのはDRも考えると丁度良い距離な気もします。
そんな構成もIDCFクラウドであれば即座に簡単にお安く作ることが出来ます
IDCFクラウドはゾーン、リージョン問わず、One Cloudな感覚でシステムを作ることができますので、色々お役立ていただければと思います