LoginSignup
16
16

More than 5 years have passed since last update.

Cisco ネットワーク機器 コンフィグ見積もりの作り方

Last updated at Posted at 2016-10-28

Ciscoのネットワーク機器を発注する際はハードウェアのほか、ソフトウェアライセンスやモジュール、電源それぞれに対して様々な型番が用意されており、混乱しがちです。
どの機器を選択したら良いのか?過不足はないのか?そもそも搭載できるのか?

発注したモジュールが合わない、想定した機能が使えない、という悲しいことにならないよう事前に確認しましょう。

Cisco機器見積もり作成手順

機器のコンフィグはCiscoのCCWで作成します。(※アカウントが必要)

1. Estimates>Create Estimate を選択します。

2016-10-28 19_09_47-Cisco Commerce.png

2. 型番を入力します。一部検索もできます。該当機器を選択して「Add」を押下します。

image

3. 「Select Options」を押下します。

image

4. Categoryから順番に選択していきます。

image

例:WS-C3850-12S-Eの場合

(1) Softeare
OSを選択します。

(2) DC as Primary Power Supply Key
直流電源の場合選択します。

(3) Secondary Power Supply Key
交流電源の場合選択します。「/2」は冗長電源を意味します。
何Wの電源を選択するかについては、Cisco Power Calculatorで必要電源を計算することができます。

image

(4) Network Module Key
ネットワークモジュールを選択します。
例えば今回の場合、以下の2つしか出てきません。つまり選択したハードウェアに対応するネットワークモジュールはこのどちらかのみということです。

また、ネットワークモジュールに対応していないトランシーバなどもあるので注意が必要です。

image

(5) Power Cable
電源ケーブルを選択します。(3)で冗長電源を選択しているので、数量2とします。
電源ケーブルは国によって規格が異なるため注意が必要です。

image

(6) StackWise Cables Key
スタックを利用する際はスタックケーブルを選択します。

(7) Stack Power Cable Key
スタックを利用する際はスタックパワーケーブルを選択します。

5. 見積もりが完了したら、「Done」を選択します。
image

6. その後の画面にてWarningが出なければOKです。

Tips

ラインカード関連

ラインカードは「Card」選択後、DefaultでPrimary Supervisorになっています。
ここの数字は1から変更できず、冗長化できないのかと思いきや、「Redundant Supervisor」をクリックして追加することができます。
同様に、例えば、10G SFP+のラインカードを追加したいと思ったら「10G Fiber Line Card」をクリックして追加できます。
image

image

さらに、SFPモジュールを追加する場合には、上記ラインカードを選択した状態で選択可能となります。
ここでは、「WS-X4712-SFP+」用SFPモジュールとして「SFP-10G-SR」を6つ見積もっています。(「WS-X4712-SFP+」は12ポートのため、12以上の数値を入力するとエラーとなります。)

image

EoSの情報も記載されます。

image

リリースノートを見ると、GLC-Tの後継はGLC-TEであることが分かります。

以上。

16
16
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
16
16