機器がサポートする機能を調べる際は、基本的にリリースノートを見るのが良いと思います。
コマンドリファレンスでコマンドを検索して見つからなくても、リリースノートからだと辿れたりするからです。
ここでは、リリースノートの辿り方の手順を、以下の例を用いて紹介します。
例
以下の機器が「OSPFのPrefix-Listが使えるか」調べてみましょう。
機器:WS-C4507R+E
ライセンス:Enterprise Service
IOS:IOS XE 3.6.5E
リリースノートの辿り方
リリースノートを見ると、OSPFをサポートしていることは分かるけれど、詳細な機能(コマンドレベル)は確認できません。
リリースノートをよく見てみると、実は下の方にOSPFに関するリンクが掲載されています。
リンク先を参照すると、Prefix-Listに対応していることが分かりました。
しかしよく見るとこのページのタイトルに「IP Routing: OSPF Configuration Guide, Cisco IOS Release 15E」とあります。今回はIOS XE3.x でトレインが異なります。
トレイン対応(3.x/15.x 等)の調べ方
CiscoのOSダウンロードサイトを見てみると、3.6.5E はファル名を見ると152-2(15.2(2))に相当することが分かります。
以上。