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はい!しかおです!

大学院の研究室ではデザイン思考でモノづくりの企画からプロトタイプまでみたいなことをやってます。

今回のアドベントカレンダーは、色んな方面で活躍するライフイズテックのメンターがうんたら!みたいな趣旨だったと思うので、テックじゃない方面で活動してる僕もなんか書けるかな、なんて思って一瞬で参加を決意しました。良い企画すぎですね。

というわけでLife is Tech! advent calendar 12日目です!どーぞ!!


目次


前置き

今回は僕の専門であるデザイン思考についてちょっとだけ紹介しようかなーと思います。

デザイン思考っていうのは最近のバズワードで要は「何を作るのか」を決めるための思考プロセスのことです。

ちなみにwiki先生に聞いてみたところ

デザイン思考(Design Thinking)とは、人間中心デザインに基づいたイノベーションを起こすための、主として非デザイナーを対象とした発想法である。 (出典元:Wikipedia)

だそうです。

まーなんか意識の高い言葉が並んでますが、
今回はこのデザイン思考がなんで最近いい感じなのかって話をしようと思います。


課題解決とデザイン思考

「問題解決」「課題解決」とは、規模の大小問わずモノづくりのアイディアを決める際に、つまり、モノづくりのスタートのフェイズで意識するキーワードであります。

「デザイン(思考)は問題解決だ!」なんていう人もたくさんいますけど、個人的には、そーじゃないと思ってて。

僕の一番信用してるデザイン思考(デザイン思考にはいろんな"流派"みたいなものがあります)では、「どんな問題をどう解決するのか」ではなく、「どんな人にどんな価値を提供するのか」を最重要視します。ここがいいんです。



「どんな人にどんな価値を提供するのか」の例を挙げると、

例えば、「”ちょっとだけ空き時間のある人”に”サクッと車で人を運んでお小遣い稼ぎが出来るという価値”を提供する」みたいな。

(どのサービスのことを言ってるのかわかりますね?)

ウーバーは近年のイノベーションの代表例となりました。


これを「”空き時間を無駄にしている人がいるという問題”を”その人たちに運転でお小遣い稼ぎをさせることで解決”する」

という風に問題解決型に置き換えることは、まー可能なんですけど、発想の出発点として、前者の方が自然でアイディアとして出やすいと思いません?


これが、上のwikiにもあった、”人間中心デザイン”の一例で、デザイン思考の目的でもあります。

“課題ドリブン”じゃなくって”人間の感性ドリブン”なんです。


「問題解決」「課題解決」を出発点にしようとすると、

「問題を探すこと」や「その問題の解決法を考えること」に終始してしまい、

発想の幅が狭まってしまう可能性があります。


「人に価値を提供すること」「新しい価値を生み出すこと」に視点を置き換えることで、きちんと整理しながら、発想の幅を広げることができます。


結局、ウーバーは様々な問題/課題を解決しています。

まだまだたくさんの問題を解決していくでしょう。

けど、それは”人間中心デザイン”の結果論です。

デザイン思考を使うことで、課題解決の外側から、結局は課題解決をすることができるのです。


人の感じる価値をみて機能を提供する

何に価値を感じるのかがわかれば、どのような機能があればその価値を達成できるのかがわかります。

ウーバーの例でいくと、サービスに関わる人たち(ステークホルダー)は
乗客・ドライバー・ウーバー社と3種類あるので次のような図を作ることができます。

名称未設定-1.gif


「課題解決」をスタート地点にして課題を探してもなかなかこのモデルにはいきつくことはできないでしょう。重要なのは「人の感じる価値」「その価値を達成するための機能」でした。


また、例えばライフイズテックでも
Life is Tech!・メンター・メンバー・保護者・学校・協賛企業などをステークホルダーとして考えてこの図を作ってみると、うまくそれぞれの価値が達成されている仕組みが作られていることがわかると思います。


他にもiPodはデザイン思考で考案されたと言われていますが、
その時には

自分のCDコレクションを全て持ち歩くことが出来る

というのがユーザーにとっての価値と設定されていたようです。


Wicked problemsとデザイン思考

一部界隈では、

「デザイン思考はWicked problems(絶対に解決できない問題)を解決する可能性のある、現存する唯一の方法である」とまで言われています。

Wicked problemっていうのは、高齢化問題とか、地球温暖化とか、起きる(起きている)とわかりつつも解決策を考えるのがウルトラ難しいと言われてる問題たちのことです。

「何を作るのか」を考えることは、モノを作ることと同じくらい重要になってきます。

そのための手法の一つとして皆さんもぜひデザイン思考を学んでみてくださいね!

最後にデザイン思考についてとりあえずふわっと知るのにオススメの記事をまとめておきます。

『デザイン思考』とは何か。 - コピーライターの目のつけどころのブログ

「デザイン思考」とは何なのか、学ぶ意味はあるのか、みんなで寄ってたかって調べて考えた | Think! Think! Think!

デザイン思考の概要を15分で学ぶページ

同僚に差をつけよう!今流行っている「デザイン思考」の全体像まとめ - ココロのコンパス

この記事の前身


 次回予告

Life is Tech! advent calendar 2016

13日目に当たる明日はひめちゃんが

「なんか書く」

と 意気込みを語ってくれております!

究極の抽象的単語「なんか」から

どんな記事が飛び出してくるのか!?

今から期待が膨らみますね!

ではではー!