Fabricを使用してDockerイメージを生成する

概要

Fabricを使用して、Dockerイメージを作成してみます。FabricはSSH経由での操作しか行えないため、Dockerに対して、SSH経由で操作を行う必要があります。

まず、下記の処理を行う関数dockerを定義します。

• SSH可能なDockerイメージを生成し、sshdをDockerコンテナ内で起動可能にする。
• Fabricで、タスク開始前に実行する関数(docker)を定義し、sshdをDockerコンテナで実行する。
• 終了前にDockerコンテナへの変更をcommitする。

import atexit
import time
from fabric.api import *
from fabric.contrib.console import confirm


@task
def docker():
    env.hosts = ['127.0.0.1:2222']
    env.user = 'root'
    env.password = 'PASSWORD'

    import docker
    cl = docker.Client()
    container = cl.create_container('BASE_IMAGE_NAME',
                                    command='/usr/sbin/sshd -D',
                                    ports=[22])

    cl.start(container, port_bindings={22:2222})
    time.sleep(3)

    @atexit.register
    def commit():
        cl.stop(container)
        if confirm('Commit container changes?', default=True):
            cl.commit(container['Id'], repository='IMAGE_NAME', tag='TAG')

下記をfabfile.pyに記述することで、

$ fab docker TASK_NAME

のように実行することが可能になります。

また、上記のcommit関数内でdocker pushなどを自動化して実行すると、タスクの実行からDocker Indexのアップロードまでを全て自動化することができます。

なお、実行には、docker-pyが必要です。