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stack runghcでtestを実行する

Last updated at Posted at 2016-12-29

:point_down: こういう実装と、

src/FooImpl.hs
module FooImpl where

foo :: Foo -> Bar
foo = ...

:point_down: こういうテストがあったとする。

test/FooImplSpec.hs
module FooImplSpec (main, spec) where

import           Test.Hspec

-- 個別のspecファイルを実行するためにはmainが必要。
main :: IO ()
main = hspec spec


spec :: Spec
spec = do
  describe "foo" $ do
    it "returns bar" $ do
      foo bar `shouldBe` foobar

これまでテストを実行するときは stack test などとしていたが、コンパイル遅いし(特にリンカーの実行が遅い)、TDDするには不都合で冗長だった。記憶が正しければ自動で-O1がかかるので、これも素早くテストの実行を繰り返したい場合は邪魔だろう 1

追記: どのみちリンカーは実行されているので、めちゃめちゃ速くなっているかと言えば微妙な気がしてきた。 :sweat:
まぁ、stackでテストを実行する方法の紹介にもなっているのでいいとするか。 :innocent:

そこで確実にインタープリターで実行できるよう、stack runghcで個別のテストを実行する方法を調べてみた。

あらかじめ :point_down: で依存するパッケージをインストールした上で

$ stack test --only-dependencies
# コマンドの内容に反して、実際には依存関係のインストールしか行わない。
# 「依存パッケージのテスト全部実行されちゃったらどうしよう!?」みたいな心配は不要。

:point_down: のように実行すればよい。

$ stack runghc --package <作成中のパッケージ名> test/FooImplSpec.hs

自分自身のパッケージを指定しておくのがポイント。
しなければ「FooImplなんてmoduleないぜ?」と怒られてしまう。

当然、runghcなんで、残りの引数を渡せば実行するexample(it)を絞ることもできる。

$ stack runghc --package <作成中のパッケージ名> -- test/FooImplSpec.hs --match "実行したいexample"
#                                            ^^^^^^
# 「--」を挟まなければ`test/FooImplSpec.hs`ではなく`stack`にオプションが解釈されてしまう恐れがあるので注意。
# この辺の仕様はほかのCLIツールを見習ってもうちょっと柔軟にしてほしい気もする。

なお、hspecに渡せるその他のオプションについてはこちらを参照。

元のstack testで使えた--file-watchオプションと同等なことをしたい場合はwatchexecなどのほかのツールを使おう。

なお、:point_up: みたいなテストが含まれるひな形はstack-templateshspec.hsfilesにあるので、すぐに試したい場合は

$ stack new <作りたいパッケージの名前> hspec

と実行すればよい。

  1. 単に最適化をオフにしたい場合は --fast を渡せばいいらしい。

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