Pythonと言えば数値計算、それを代表するパッケージがNumpyであるが、こいつのインストールは一筋縄ではいかない。はまって地獄を見た人も少なくないだろう。特にWindowsでは。
最も簡単な方法はAnacondaなど既にNumpyが組み込まれたPythonディストリビューションを利用することだ(公式サイトにもそう書いてある)。しかし、通常のPythonアプリケーションはvirtualenv
で環境を構成してpip
でインストールするのが一般的なので、その流れに乗せたいのが正直なところ。
そのため、pip
でのインストールを行う方法を紹介する(厳密にはpip
でインストールしたかのようにする方法)。
- Windowsインストーラーを公式サイトからダウンロード
- 落としてきたexeファイルを、7zipなどで開く
中にSSEなどCPUに応じたexeファイルが入っているので、それを引っこ抜く(Windowsの場合numpy-1.x.x-sse3.exe
という感じ)。 - virtualenvを有効化し、
easy_install
でexeを実行する
easy_install c:\path\to\extracted\numpy-1.x.x-sse3.exe
これでvirturlenv内にのみインストールされるはず。
この、「インストーラーを落としてきてeasy_installで対応」という方法は他でも使えると思うので、覚えておくと良い。
<参考>
windows + virtualenv + pip + numpy (problems when installing numpy)