問題点: window が横に分割されると見づらい
Emacs で何か処理を実行して出力が別の window に表示されるとき、 split-window-sensibly が内部で実行されている。これは window に合わせて自動的に最適に window を分割してくれる関数。つまり横幅が長いなら垂直に分割して、縦が長いなら水平に分割する。
最近のPCは横長のディスプレイが多いので横に分割される事が多いが、行の長い出力を読む時は折り返されてしまうので私は 常に水平に分割して欲しい。
解決策: split-width-threshold に nil を設定する
split-width-threshold のヘルプを見ると、
If this is nil, ‘split-window-sensibly’ is not allowed to split a window horizontally.
との事。
つまり下記で解決した。
(setq split-width-threshold nil)
参考
挙動がいまいち不明だったので、ついでにもう少し調べる。
How display-buffer works(GNU Emacs Manual) によると
If split-height-threshold is smaller than the selected window’s height, the split puts the new window below.
split-height-threshold の値が選択したウィンドウより小さい場合は、下側にウィンドウが分割されます。
Otherwise, if split-width-threshold is smaller than the window’s width, the split puts the new window on the right.
そうでない場合、 split-width-threshold がウィンドウの横幅より小さい場合は、右側に分割されます。
If neither condition holds, Emacs tries to split so that the new window is below—but only if the window was not split before
どちらも満たさず、既にウィンドウが分割されてない場合は、下側にウィンドウを表示します。
先に split-height-threshold が評価されるらしい。