boxコマンドでpharファイルをビルドする

box (https://box-project.github.io/box2/) を使ってpharファイルを作ってみます。

クイックスタート

以下のmain.phpを格納するpharファイルを作ります。

main.php

<?php
echo "Hello Phar!\n",
    __FILE__,"\n",
    Phar::running(),"\n",
    Phar::running(false),"\n";

boxのインストール

$ composer global require kherge/box

box.jsonファイルの作成

box.json

{
    "main": "main.php",
    "stub": true
}

ビルド

$ box build

default.pharというファイルが作成されました。実行結果の違いを見てみましょう。

$ php main.php
Hello Phar!
C:\Users\ishida\src\box-test\main.php


$ php default.phar
Hello Phar!
phar://C:/Users/ishida/src/box-test/default.phar/main.php
phar://C:/Users/ishida/src/box-test/default.phar
C:/Users/ishida/src/box-test/default.phar

Phar::running()を使って、現在pharで実行されているかを調べることができます。

また、pharファイル内では、__FILE__や__DIR__はpharファイル内を指します。pharファイルの外側にアクセスしたい場合は、__FILE__や__DIR__の代わりにPhar::running(false)やdirname(Phar::running(false))を使います。

box.jsonの他のさまざまなオプションについては、box help buildを見ましょう。気が向いたら追記します。