#はじめに#
CocoaPodsに登録したライブラリがあるときに、そのバーションアップをCocoaPods側に反映させる手順についてメモします。
#前提#
仮に、"SwiftyPickerPopover"という名前のライブラリについて、version 1.0.0から1.1.0へのアップデートをしたい場合を考えてみます。
#手順#
-
podspecの
s.version = "1.0.0"
を1.1.0
に書き換えます。コミットを作ります。 -
s.source = { :git => "https://github.com/hsylife/SwiftyPickerPopover.git", :tag => s.version }
のようにしておき、対象コミットに1.1.0
のタグに打ちます。 -
ターミナルを開きます。リポジトリのディレクトリまで移動して、
pod spec lint
を実行します。バリデージョンをパスできると、SwiftyPickerPopover.podspec passed validation.の結果が表示されます。 -
pod trunk push
を実行します。これにより、CocoaPods側にpodspecの内容を反映させます。 -
正常に反映できているかを確認するために
pod trunk info SwiftyPickerPopover
を実行します。- 1.1.0
のVersionが表示されていれば成功です。
#ミスした場合のキャンセル#
pod trunk push
を実行した後でキャンセルしたい場合は、最後のバージョンを削除する。pod trunk delete SwiftyPickerPopover 2.3.0
のようにコマンドを実行することで、任意のバージョンを削除できる。ライブラリ名 削除したいバージョンの順に記述する。
#おまけ#
タグをつけると、GitHubのreleasesにバージョンごとの記録も残るので便利です。