ImageMagickを用いて解像度変換を行う方法を記述する。
使用バージョン
- ImageMagick 6.9.1-4 Q16
convertコマンド
基本的な書式は次の通り。
convert -size 640x400 -depth 8 gray:circle_640x400.raw -filter point -interpolate Nearest -distort Resize 200% -depth 8 gray:circle_1280x800NN.raw
コマンド | 入力画像 | 変換指定 | 出力画像 |
---|---|---|---|
convert | -size 640x400 -depth 8 gray:circle_640x400.raw | -filter point -interpolate Nearest -distort Resize 200% | -depth 8 gray:circle_1280x800NN.raw |
入力画像指定部
本例では、RAW画像を扱うコマンドとしている。
RAW画像は幅高さ、および1ピクセルあたりの画像深さ情報を持たないため、-size
オプション、-depth
オプションで指定する。
また、画像ファイル名の先頭にgray:
を付加する。
変換指定部
-filter point -interpolate
で解像度変換方式を指定する。
Nearest
の他にも、Bilinear
やBicubic
などを指定できる。
変換後のサイズ指定として、-distort Resize
オプションを使用する。
本例の他、200%x300%
などとすると、幅方向と高さ方向とを別々に指定できる。(幅x高さの順で指定する)