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さくらインターネット Advent Calender 2016 その1の7日目を担当する法林です。

私はここ1年半ほど、さくらインターネットが関わる技術イベントの運営や、対コミュニティの窓口を務める仕事をしています。この記事ではその観点から、最近のさくらの技術イベント動向や、運営側から見て思うことなどを書いてみます。

今年も「さくらの聖夜」を開催します!

さくらの聖夜特製クリスマスケーキ

本題に入る前に、大事なお知らせを先に書いておきます。(ある意味こちらが本題です)

ここ数年、さくらインターネットでは、クリスマスの時期に「さくらの聖夜」というイベントを開催してきました。年末の慌ただしい時期であるにもかかわらずたくさんの方が参加してくださいます。本当にありがとうございます。今年もやることにしましたのでお知らせします。本記事の公開とともに受付開始です。

第34回さくらの夕べ(さくらの聖夜)

  • 日時:2016年12月22日(木) 19:00-21:00
  • 会場:DMM.make AKIBA
  • 参加登録:https://connpass.com/event/46341
    • 応募者多数の場合は12/15(木)に抽選しますので、12/14(水)までの登録をおすすめします。
  • プログラム
    • (タイトル調整中):さくらインターネット 代表取締役社長 田中邦裕
    • 前佛&横田のバズワード大戦2017:さくらインターネット エバンジェリストチーム 前佛雅人横田真俊

さくらインターネットは今月で創業20周年を迎えます。しかもイベント当日は創業記念日の前日です(参考:会社概要)。創業者である田中さんによるトークと、後半は軽食や飲物(お酒もあります)と一緒に、当社の名物エバンジェリストコンビ・前佛さん&横田さんのトークでお楽しみください。応援してくださる皆さんと一緒に20周年をお祝いできればうれしいです。ご参加をお待ちしています!

数字で見るさくらの技術イベント

この1年半の間に、さくらインターネットが関与する技術イベントは、種類も件数もとても豊富になったような気がします。でも「気がする」だけだと技術的とは言えないので、客観的に測ってみます。具体的には、当社関連の技術イベントの参加登録は、これまでにATND, Doorkeeper, connpassで受け付けてきたので、各サイトで立てたイベントの件数を算出します。本当は各サイトのAPIを使ってデータを取り出し自動的に算出できるといいのですが、急に言われてもできないので手計算です:sweat_smile: 余談ですが各サイトのAPIはこちらです。

イベント登録サイトにおける当社関連のアカウント

件数を算出する前に、算出対象のアカウントを一通り紹介しておきます。

まず、現在もっともよく利用しているのはDoorkeeperで、以下のコミュニティが存在します。

「さくらのイベント」は当社主催イベントのコミュニティで、地域別に存在します。「さくらクラブ」はさくらインターネットのユーザコミュニティで、こちらはユーザの皆さんが自主的にイベントを立てて開催しています。社員も結構参加しています:sweat_smile:

他のサイトには以下のアカウントがあります。

connpassは最近になって使い始めました。主な理由は抽選機能の利用です。すぐに定員が埋まるようなイベントは先着順にせず、数日のうちに申し込めば同等に権利があることにしたいという私の意向によるものです。ATNDはかつてよく利用していたようですが、最近は使わなくなりました。なお、今年Doorkeeperが有料化されましたが、当社では費用を支払って継続利用しています。

イベント開催件数

というわけで開催件数を調べてみました。

サイト 2011 2012 2013 2014 2015 2016
ATND 4 2 6 11 1
Doorkeeper・さくらのイベント 10 28
Doorkeeper・さくらクラブ 6 51
connpass 2
合計 4 2 6 11 17 81

2011年から、当社ユーザと社員(主にエンジニア)の交流を目指して「さくらの夕べ」というイベントを始めました。それが順調に回数を伸ばしていき、今年に入ってからは「さくらの夕べ」以外にもさまざまな名称/形態のイベントが多数開催されるようになりました。また、2015年にスタートした「さくらクラブ」の活動が本格化し、今年だけで50回を超えるイベントが行われました。

参考までに、上記のうち「Doorkeeper・さくらクラブ」を除くイベント、つまり当社主催分を、さくらの夕べとそれ以外で集計すると以下のようになります。さくらの夕べはおそらく来年以降も続くとは思いますが、それ以外のイベントが大幅に増えていることがわかります。

種別 2011 2012 2013 2014 2015 2016
さくらの夕べ 4 2 5 10 5 7
その他 1 1 6 23

外にもたくさん出ているぞ

また、外部の技術イベントに社員が呼ばれて登壇する回数も、体感では大幅に増えたと感じています。当社ウェブサイトの「イベント・セミナー・パートナー情報」には、当社主催イベントだけでなく、社外イベントへの社員の登壇や出展なども掲載しています。技術者向けでないイベントも含まれるので参考程度の数字ですが、2016年7月から12月の半年間で100件超となっています。2日に1件以上のペースで何かやってるってことです。

かく言う私も例外ではなく、当社関連イベントの運営や外部イベントでの登壇を数えてみたら今年1年間で20回ぐらいになりました。もともとコミュニティ活動でイベント運営は山ほどやってきましたが、仕事でこんなにやる日が来るとは思いませんでした。でも仕事でやれるならありがたいことです。

さくらの夕べin松江

どうしてこうなった

このように、今年はイベントの回数が非常に増えたわけですが、どうしてこうなったのかを少しばかり考えてみました。

勉強会を簡単に開催できるようになった

これは当社の事情ではなくIT業界の状況として、数年前に比べて勉強会を開催する敷居が大幅に下がったのが何よりも大きいと感じています。東京近辺では会場を貸し出してくれる会社も増えましたし、イベント情報もSNSですぐに拡散されるので、情報を積極的に収集している人達であれば容易に集まれるようになりました。ちなみにさくらインターネットのセミナールームも勉強会への貸し出しを行っています。今年はクリスマスも貸し出すそうです。

コミュニティ経験者の流入

ここのところ、さくらインターネットは積極的に採用を行っていますが、その中には以前からコミュニティで活動してきた人が何人か含まれています。私もこれに分類されるでしょう。こういう人達は勉強会の運営にも慣れているので手際が良く、それが回数の増加につながっているのではないかと推測しています。

勝手にやっている

などと書くと悪く聞こえますが:sweat_smile:、さくらインターネットではイベントの開催に関して全社的に統一された運営母体がなく、各チームが自主的に運営しています。ですので、よほど予算規模の大きなイベントでない限り、社内の承認手続きみたいなことで時間を浪費することはありません。これもイベント開催のしやすさと、その結果としての回数の増加という点で貢献していると思います。

今後の展望

このように当社が関わるイベントは今年1年で大きく増加しました。しかし、まだ課題もあると感じています。

例えば、当社が関与するイベントは増えましたが、それに関わる社員が比例するほど増えているわけではありません。まだまだ少ないと感じています。登壇や運営をするところまで行く前に、まずイベントに参加する社員が増えるようにしていきたいです。

それから、各チームが自主的に運営するのは良い点も多いのですが、連携が取れていないという弊害も出ています。例えば同じ日に自社イベントが重複して開催されるなどです。イベント情報も各サイトに散在してしまい、統一的に眺めることができていない状況なので、何らかの工夫が必要と感じています。例えば、関係しそうなウェブサイトから情報を取得し、取捨選択して整形すればそれらしいものが出来そうな気がしないでもないのですが、日々のイベント運営に追われてしまい、なかなか作ろうという気力が湧きません:sweat_smile: というわけでアイデアだけですみませんが、もし何か作りたいとか作ったとかいう方がいらっしゃいましたらご連絡ください。

まとめ

この記事では、さくらインターネットの技術イベントについて書いてみました。もう少し技術トピック的な部分にも踏み込めればよかったのですが、時間や記事の長さなどの点で割愛しました。ご了承ください。

最後にもう一度。さくらの聖夜、12月22日開催です!
ついでに、今夜は私がMCを務めるイベント・TechLIONです!さくらインターネットのフェロー・小笠原治さんも出演します。よかったら見に来てください!

明日は

明日のアドベントカレンダーはnullpopopoさんです。さくらクラブにご協力いただいている方です。お楽しみに!

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