Hue 電球を Ruby から操作する #Ruby

Hue をいままで API を叩いて操作したことが無かったのメモ。Hue は外部からの接続には LAN 経由での http で、ブリッジと電球の間には ZigBee のネットワークを用いて通信してる。ふつうに API を叩くには LAN 経由でやれば良い。

hue gem を使う

hue gem を使うと CUI や Ruby から叩けて便利。

gem install hue
hue all on
# 一回目は Hue のブリッジにあるボタンを押す

なお cli の裏側では

https://www.meethue.com/api/nupnp を叩いてブリッジのインターナルIPを取得
http://#{ブリッジのIP}/api に username を POST して user を作る(hue cli だと現在 1234567890 というユーザ名で作る)

して IP の取得、user の作成を行ってる。また API ドキュメントは hue の developer program に登録しないと見れないのだけど、各種電球の操作から、グルーピング、シーン(hue のスマフォアプリにあるアレ、個人的には使いにくい…)、スケジューリング等々を行うことができる。

また色は RGB でなく、hue(色相), brightness(明度), saturation(彩度)の HSB をセットする必要がある。これは大本の hue API がその値で受け付けるからである。

# くらい赤
hue all --hue 65535 --brightness 10 --saturation 255
# 明るい白
hue all --hue 0 --brightness 255 --saturation 255

Ruby から叩く

lights で全電球がとれるのでそれを叩く。

require 'hue'

lights = Hue::Client.new.lights

loop do
  lights.each do |light|
    state = {
      on: true,
      hue: rand(Hue::Light::HUE_RANGE),
      saturation: rand(Hue::Light::BRIGHTNESS_RANGE),
      brightness: rand(Hue::Light::SATURATION_RANGE)
    }
    # set_state で状態を更新する。第二引数はどれだけの時間をかけて電球の色を変化させるか。
    # 1 = 100ms でデフォルトは 4(400ms)
    light.set_state(state, 10)
  end
  sleep 1
end

RGB で色指定したい

なじみ深い RGB で指定したい。color gem を使うと RGB <=> HSL 変換ができるので、それを Hue::Light と繋ぎやすいインターフェイスを作る。

require 'hue'
require 'color'

module ToHSB
  def to_hsb
    { 
      hue: (hue * (65536 / 360)).to_i,
      brightness: (brightness * 255.0).to_i,
      saturation: (saturation * 2.55).to_i
    }
  end
end

Color::HSL.include(ToHSB)

これで、RGB で指定できるように。

    hsb = Color::RGB.new(255, 255, 0).to_hsl.to_hsb
    state = { on: true }.merge(hsb)
    light.set_state(state)

追記: とおもったら G の色がうまくいってない…