370
374

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

Vimをメモ帳程度に使うために覚えておくべきコマンド

Posted at

メモ帳というのは例のnotepad.exeのことです。

この記事について

Vimの使い方が全然分からなかったあの頃。TeraTermからメモ帳にコピペして編集してまたコピーして、TeraTermに貼り付け直したような経験はありませんか?私は沢山あります。

実機のコンソールを使っているときなど、コピペ作戦が使えないこともあるので、「とりあえずメモ帳でできるくらいのことはできる」ようにコマンドをまとめてみました。

「ファイル」と「編集」はメモ帳のメニューと合わせています。

基本操作

似たような機能はバッサリ省きました。

やりたいこと Vimでのコマンド 覚え方 備考
キャンセル ESC Escape 最重要コマンド 困ったらとりあえずESC
カーソル移動 h j k l 左下上右 最悪、カーソルキーでも移動はできる
半画面スクロール CTRL-D CTRL-U Down Up CTRL-E CTRL-Yで行単位スクロール
1文字削除(前) x ※小文字 カーソル位置の文字を削除 Deleteキーと同じ
1文字削除(後) X ※大文字 カーソルの前を削除 BackSpaceキーと同じ
挿入モード a i Append Insert カーソルの後か前のどっちから入力始めるかの違い
ビジュアルモード v Visual 選択する Vだと行単位での選択になる

画面下に--INSERT--とか--VISUAL--と表示されていれば、そのモードになってます。
ESCを押せばノーマルモードに戻ります。他にも入力を待ち受けるタイプのコマンドをキャンセルするときにもESC。困ったらESC。

ファイル

「ファイルを開く」ダイアログは出せませんが、ファイルパスの指定にはTABキーでの補完が聞きます。
ついつい!をつけたくなりますが、普段はつけないように癖付けておいたほうが無難です。

やりたいこと Vimでのコマンド 覚え方 備考
新規作成 $ vim ファイルパス 存在しないファイルを指定すると、新規作成
開く :e ファイルパス Edit Vimを開いている状態で別のファイルを開きたいときに
上書き保存 :w Write !をつけると強制上書き
名前を付けて保存 :w ファイルパス Write 既に存在する場合はエラー !をつけると強制上書き
終了 :q Quit 未保存の場合はエラー !をつけると強制終了

編集

Vimの世界では、クリップボード的なところにテキストを置くことを ヤンクする と言います。
ビジュアルモードで範囲選択してヤンクしたりする操作がちょっと戸惑うけど、メモ帳をマウス無しで使おうとするとShift押しながらカーソルで選択してCtrl-C押したりするので、手間は大して変わらないはず。

やりたいこと Vimでのコマンド 覚え方 備考
元に戻す u Undo Ctrl-RでRedoもできる
切り取り 選択後 d Delete 削除と思いきや、バッファに入る
コピー 選択後 y Yank
貼り付け p Paste Pでカーソルの前に貼り付け
削除 選択後 d Delete ヤンクせずに削除するコマンドは無いっぽい?
検索 **/**検索文字列 カーソル位置は検索対象に含まない
次を検索 n Next Nで逆方向に検索
置換 :%s/置換前/置換後/g Substitute %を付けないと、カーソル行内で検索
行へ移動 行番号 G Go to 100行目に移動なら100Gと入力
すべて選択 ggVG ggで先頭へ Vで行選択モード Gで末尾へ

その他

メモ帳にはないけど、とりあえずのときにも便利なコマンド。

やりたいこと Vimでのコマンド 覚え方 備考
チュートリアル $ vimtutor ja Vim Tutor 日本語版 30分くらいでVimの使い方が一通り学べる
行番号の表示 :set number
保存して終了 ZZ 非常に押しやすい

おまけ

最悪、iaを押して挿入モードに入ってしまえば、カーソルキーで移動できるしバックスペースで削除もできるので、とりあえずの編集はできてしまいます。本当に急いでいるときはこれも有り。

uでアンドゥするときに、一度の挿入モードで編集した内容が全部戻ってしまうので、そこは注意。

370
374
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
370
374

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?