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STF(Smartphone Test Farm)をCentOS 6.7で動かしてみる(Android端末接続編)

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1.目的

インストール編からの続きとなっています。
Android端末接続編では、下のイメージのようにAndroid端末をブラウザから遠隔操作できるようにするため、以下のことを行っていきます。

  • udev設定
  • Android SDKのインストール
  • Android端末の接続
  • STFの起動及び動作確認

スクリーンショット 2015-11-29 17.59.50.png

2.前提条件

2-1.必要なもの

  • STFがインストール済みのCentOS6.7
  • Android端末

2-2.注意事項

  • VagrantでCentOS6.7の仮想環境を構築している場合は、VirtualBoxでUSB認識できるように拡張パックのインストールや設定等を行う必要があります。VirtualBoxでのUSBデバイス認識などが参考になります。
  • Android端末は、あらかじめ開発者向けオプションUSBデバッグをONにしておいて下さい。

3.udev設定

Android端末をCentOSが認識できるように、udev設定を行います。

3-1.lsusbのインストール

まずは、CentOSマシンに接続されているUSB端末の情報を取得できるように、yumでlsusbパッケージのインストールを行います。

yum -y install usbutils

3-2.Android端末のベンダIDの取得

Android端末を接続し、lsusbコマンドを実行して、端末のベンダID情報を取得します。
以下は、Google Nexus4を接続してコマンドを実行した時の結果です。
3行目のIDの右側の4桁の数字(下の例だと 18d1 )がベンダIDとなります。

lsusb

Bus 001 Device 001: ID 1d6b:0002 Linux Foundation 2.0 root hub
Bus 002 Device 001: ID 1d6b:0001 Linux Foundation 1.1 root hub
Bus 001 Device 014: ID 18d1:4ee6 Google Inc. 

3-3.udev設定

/etc/udev/rules.d/51-android.rulesというファイルを作成し、端末の情報を追記します。

vi /etc/udev/rules.d/51-android.rules

# 以下を追記する
# ベンダIDの部分には、接続した端末のベンダIDを入力する。
SUBSYSTEM=="usb", ATTRS{idVendor}=="ベンダID", MODE="0666", GROUP="plugdev"

4.Android SDKのインストール

4-1.Javaランタイムのインストール

platform-tools内のadb等を実行するのに必要なため、Javaランタイムのインストールを行います。

yum -y install java-1.7.0-openjdk

4-2.Platform-toolsのインストール

Android DevelopersからAndroid SDKをダウンロードし、platform-toolsのインストールを行います。

wget http://dl.google.com/android/android-sdk_r24.3.4-linux.tgz
tar zxvf android-sdk_r24.3.4-linux.tgz
cd android-sdk-linux/
cd tools
./android update sdk -u -a -t platform-tools

android-sdk-linux/toolsandroid-sdk-linux/platform-toolsにはパスを通しておくと便利です。

5.Android端末の接続

Android端末を接続した状態で、adbを起動します。
その後、adb devicesで接続されている端末を確認します。
attachedの部分がdeviceになっていれば正常に接続されている状態となります。

cd ../platform-tools/
./adb start-server
./adb devices

List of devices attached
05065978104d2268	device

※attachedのところがofflineになっている場合、端末を接続しているUSBを抜いてadb kill-serveradb start-serverを実行し、再度USBを接続してみて下さい。
unauthorizedになっている場合は、開発者向けオプションUSBデバッグの許可の取り消しをタップして、接続からもう一度試してみてください。

6.STFの起動

Android端末が正常に接続されている状態で、STFを起動します。
STFにアクセスすると、下図のように接続した端末が端末リストに表示されればOKです。

スクリーンショット 2015-11-29 19.52.30.png

あとは、実際にAndroid端末を遠隔操作でいろいろ触ってみましょう。

スクリーンショット 2015-11-29 19.56.53.png

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