最近、FuelPHPを導入する機会をいただきました。環境構築は大変重要ですので、備忘録的に整理しておきます。記載して自分で試してみましたが、おおよそ15分程度でできました。是非お試しください。
構築する環境
- OSX 10.9.5
- Vagrant
- CentOS 6.5
- FuelPHP 1.7.2
参考: Vagrant
Vagrant体験入門ハンズオン手順 - 2014/04/24 DevLove関西
- Vagrant ではいつも助けていただいております。本当にありがとうございます。
参考: FuelPHP
- FuelPHP 関連の良書です。迷ったらこちらを買うことをおすすめします。FuelPHPの基本だけでなく、各種PHP開発環境構築手法、各環境でのFuelPHPインストール設定から順序立ててわかりやすく解説されています。
事前準備1: Vagrant
- 上記の参考より、VirtualBox と Vagrant をインストールしておいてください。
事前準備2: CentOS6.5, Apache on Vagrant
Mac 上で Vagrant を使って CentOS + Apache をセットアップ
- CentOS6.5とApacheまでの設定はこちらを参考にお願いします。
FuelPHP をインストール
最初に、Vagrant へログインします。
$ vagrant ssh
curl が無ければインストールします。
[vagrant]sudo yum install curl
次に FuelPHP の oil コマンドをインストールします。
[vagrant]curl get.fuelphp.com/oil | sh
FuelPHP のインストールです。インストールしたいディレクトリに移動してください。
自分は、syncしているディレクトリ配下にインストールしたいため、「/vagrant」にて実行します。
[vagrant]cd /vagrant
[vagrant]mkdir work
[vagrant]cd work
[vagrant]oil create fuelphp
上記コマンドにより、GitHub から FuelPHP の最新正式リリース版がダウンロードされました。(2014年11月21日現在ですと、FuelPHP 1.7.2 となります。)
次に、Composer で依存ライブラリをダウンロードします。少し時間かかりますが待ちます。
[vagrant]cd /vagrant/work/fuelphp
[vagrant]php composer.phar update
タイムゾーンの変更(重要)
このままですとうまく起動しません。/etc/php.ini ファイル内のタイムゾーンを設定します。
[vagrant]sudo vi /etc/php.ini
date.timezone = "Asia/Tokyo"
DocumentRoot を変更し Welcome ページ表示
httpd.conf の DocumentRoot を変更し Welcome ページを表示させます
[vagrant]sudo vi /etc/httpd/conf/httpd.conf
まずは下記をコメントアウトします。
NameVirtualHost *:80
次に VirtualHost の最下部に追記設定をします。
<VirtualHost *:80>
DocumentRoot /vagrant/work/fuelphp/public
ErrorLog logs/fuelphp_error.log
CustomLog logs/fuelphp_access.log combined
<Directory /vagrant/work/fuelphp/public>
DirectoryIndex index.php
AllOcerride All
Order allow,deny
Allow from all
</Directory>
</VirtualHost>
ここまで準備できたら、Apache を再起動してアクセスしてみます。
[vagrant]sudo service httpd restart
ブラウザで http://192.168.33.10にアクセスし、Welcom ページが表示されれば成功です。(アクセス先は、Vagrant での設定環境に依存します。)