pry-byebugのコマンドをエンターで再実行する

.pryrcに設定を追加することで、最後に入力したコマンドを再実行できます。

# ~/.pryrcやプロジェクト下の.prycに以下を定義する

# Hit Enter to repeat last command
Pry::Commands.command /^$/, "repeat last command" do
  _pry_.run_command Pry.history.to_a.last
end

実行例

pry> s # ステップ実行
pry> (改行) #エンターが入力されたら、ステップ実行を繰り返す
pry> (改行) #エンターが入力されたら、ステップ実行を繰り返す

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参考

deivid-rodriguez/pry-byebug

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旧記事

以下は、.pryrcを設定する方法ではなく、pry-byebugをムリヤリ書き換える例です。

pry-byebugでは、gdbのようにエンターだけで直前のコマンドを繰り返せないようなので、無理矢理pryをいじって、sncfを繰り返せるようにしてみた。(そもそもpryにそういうオプションがあるのかも？）

やれるようになったこと

pry> s # ステップ実行
pry> (改行) #エンターが入力されたら、ステップ実行を繰り返す
pry> (改行) #エンターが入力されたら、ステップ実行を繰り返す

## これがs n c fに適用される。

変更箇所

pry/lib/pry_instance.rb

## 属性を２つ追加
attr_accessor :last_line
attr_accessor :repeat_command_names

def initialize
  ...
  @repeat_command_names = "s n c f".split(/\s+/) # オプションにするべき箇所.
end

def handle_line(line, options)
  if line.nil?
    config.control_d_handler.call(@eval_string, self)
    return
  end

  # ここにコマンドが改行のときに、直前のコマンドが
  # 繰り返し対象なら繰り返す処理を追加.
  # process_commandに処理を追加するかはちょっと悩んだ...
  if line.chomp.empty?
    if @repeat_command_names.include?(@last_line)
      line = @last_line
    end
  end
  @last_line = line.chomp
  # 追加はここまで

  ensure_correct_encoding!(line)
  Pry.history << line unless options[:generated]

  @suppress_output = false
  inject_sticky_locals!
  begin
    if !process_command_safely(line.lstrip)

pry_instance.rbはgithubから取得できます.

反省点...

githubの更新の仕方をよく調べもせずに更新してしまったけど(さすがにmasterではないけど)、良くなかったのではないかと...。他人のリポジトリの変更方法をちゃんと確認すれば良かった。反省。