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Rails4のアプリケーションを Heroku へデプロイする手順(簡易版)

Last updated at Posted at 2014-10-13

デモとかプロトタイプとか、ちょっとしたツールを Ruby on Rails で作って Heroku へアップしたら捗るかなあと思い、やってみました。
クラウドなら AWS でもいいのですが、microのECインスタンスでも多少はお金がかかるし、ミドルウェアの設定とかも面倒なので。

Heroku も無料枠を越えるとお金がかかってしまうので注意が必要ですが、とても簡単にデプロイできたので、今後はこれを活用しようと思いました。

前提

  • 手元の OS:Mac OS X 10.9.5 (Mavericks)
  • Ruby:2.1.2
  • Rails:4.1.1
  • Bundler の環境も手元にあるものとします。
  • Heroku へデプロイする為に Git も必要です。

Heroku の準備

1. アカウント作成

  • ここから ⇒ https://www.heroku.com/
    • メールアドレス認証あり〼
    • パスワードは今後、コマンドラインから何度も打つので、覚えやすいものがいいかも。ダッシュボードからいつでも変えれるけど。

2. heroku toolbelt(コマンドラインツール)の導入

3. 動作確認

とりあえず Heroku 側で用意された Sheed(雛型) を使って動作確認します。

  • Heroku にコマンドラインからログイン

     $ heroku login
    
    • 登録時の ID/PASS を入力します。
    • ssh鍵の設定をします。
      • 既存の鍵を利用するならOSの ~/.ssh ディレクトリ配下に秘密鍵を置いておくこと。
      • 既存の鍵を使わないなら新規に作成する。
  • Sheed を Git クローン & Heroku へデプロイ

     $ git clone https://github.com/heroku/ruby-getting-started.git
     $ cd ruby-getting-started
     $ heroku create
     $ git push heroku master
     $ heroku open
    

    上記 $heroku create で新しい Herokuアプリケーション領域がクラウド上に用意(IDは適当に払い出される)され、更に git remote add 相当のこともされるようです。

  • ブラウザが自動で起動し、次のように表示されればOK。

    RubyGettingStarted.png

heroku コマンドがエラーになるときは、プラットフォーム自体がエラーになっている可能性があります。こちらで状態を確認することができます。
https://status.heroku.com/

プラットフォーム側で作成済みの Herokuアプリケーションを利用する場合は $heroku git:remote -a アプリケーション としてリモートを追加すればいいです。

ほか

手元の Rails アプリケーションを Heroku へデプロイ

ローカルの環境構築

1. 適当な Rails アプリケーションの作成

$ bundle exec rails new hoge_app --skip-bundle -T

個人的に、テストは後々、Rspec を使いたいので -T を指定しています。

2. Gemfileの編集

  • Heroku 上でも同じバージョンの Ruby を利用するために、バージョンを明記します。
  • Heroku では データベースは PostgreSQL を使います。
    • Mac 側は PostgreSQL のセットアップは面倒なので、そのまま SQLite を利用。
    • Heroku の有料?アドインを使うと、MySQL とかもいけるらしい。
rails_angular_app/Gemfile
#..

ruby '2.1.2'

gem 'sqlite3', group: :development
gem 'pg', group: :production
gem 'rails_12factor', group: :production

#..

config/database.yml 等で PostgreSQL の接続設定が必要と思いきや、不要らしい。Heroku がよしなにやってくれるみたい。まあ クラウドだからそんなものなのでしょうか。なので、接続ID/PASS も設定が不要。

3. Bundler で gem をインストール

$ cd hoge_app
$ bundle install --path vendor/bundle --without production

gemファイルを、ローカルの hoge_app/vendor/bundle へインストールしています(好みに応じて変更してください)
このパスに寄らず、Heroku へデプロイされる際は vendor/bundle にインストールされるようです。

参考:Heroku へデプロイした時のログ
スクリーンショット 2014-10-12 23.05.54.png

4. とりあえず適当に Scaffold

$ ./bin/rails g scaffold person name:string age:integer memo:text
$ ./bin/rake db:migrate

TOPページを Scaffold で生成されたページに変更します。

config/routes.rb
#..

root 'people#index'

#..

5. ローカルでの動作確認

$ cd hoge_app
$ ./bin/rails s

ブラウザで http://127.0.0.1:3000 にアクセス。

screen4.png

Heroku へデプロイ

1. Git(ローカル)にコミット

  • ローカルの gem ファイル郡 は Git管理下から外しておく。

    • ほかにも除外したいものがあればここへ追記する。
    .gitignore
     〜
    
     vendor/bundle
    
     〜
    
  • ローカルにコミットする。

     $ cd hoge_app
     $ git init
     $ git add .
     $ git commit -m "first commit"
    

2. Heroku へ push

$ cd hoge_app
$ heroku create
$ git push heroku master

スクリーンショット 2014-10-12 23.05.54.png

3. Heroku 上の DBマイグレートを実行

$ heroku run rake db:migrate

4. Heroku の動作確認

$ heroku open

自動的にブラウザが立ち上がる。

screen3.png

以上で完了!

ほか

おわりに

最初は Heroku の使い方がよく分らなかったのですが、やってみたら以外に簡単にできました^^

また、Heroku のダッシュボードでアプリケーションの状態を確認できるので、何かあればここを見ればいいです。
アプリーケーションのID(= URL)も、ここで変えれるみたい。

screen1.png

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