LoginSignup
28
30

More than 5 years have passed since last update.

Rails4のアプリケーションを Heroku へデプロイする手順(簡易版)

Last updated at Posted at 2014-10-13

デモとかプロトタイプとか、ちょっとしたツールを Ruby on Rails で作って Heroku へアップしたら捗るかなあと思い、やってみました。
クラウドなら AWS でもいいのですが、microのECインスタンスでも多少はお金がかかるし、ミドルウェアの設定とかも面倒なので。

Heroku も無料枠を越えるとお金がかかってしまうので注意が必要ですが、とても簡単にデプロイできたので、今後はこれを活用しようと思いました。

前提

  • 手元の OS:Mac OS X 10.9.5 (Mavericks)
  • Ruby:2.1.2
  • Rails:4.1.1
  • Bundler の環境も手元にあるものとします。
  • Heroku へデプロイする為に Git も必要です。

Heroku の準備

1. アカウント作成

  • ここから ⇒ https://www.heroku.com/
    • メールアドレス認証あり〼
    • パスワードは今後、コマンドラインから何度も打つので、覚えやすいものがいいかも。ダッシュボードからいつでも変えれるけど。

2. heroku toolbelt(コマンドラインツール)の導入

3. 動作確認

とりあえず Heroku 側で用意された Sheed(雛型) を使って動作確認します。

  • Heroku にコマンドラインからログイン

    $ heroku login
    
    • 登録時の ID/PASS を入力します。
    • ssh鍵の設定をします。
      • 既存の鍵を利用するならOSの ~/.ssh ディレクトリ配下に秘密鍵を置いておくこと。
      • 既存の鍵を使わないなら新規に作成する。
  • Sheed を Git クローン & Heroku へデプロイ

    $ git clone https://github.com/heroku/ruby-getting-started.git
    $ cd ruby-getting-started
    $ heroku create
    $ git push heroku master
    $ heroku open
    

    上記 $heroku create で新しい Herokuアプリケーション領域がクラウド上に用意(IDは適当に払い出される)され、更に git remote add 相当のこともされるようです。

  • ブラウザが自動で起動し、次のように表示されればOK。

    RubyGettingStarted.png

heroku コマンドがエラーになるときは、プラットフォーム自体がエラーになっている可能性があります。こちらで状態を確認することができます。
https://status.heroku.com/

プラットフォーム側で作成済みの Herokuアプリケーションを利用する場合は $heroku git:remote -a アプリケーション としてリモートを追加すればいいです。

ほか

手元の Rails アプリケーションを Heroku へデプロイ

ローカルの環境構築

1. 適当な Rails アプリケーションの作成

$ bundle exec rails new hoge_app --skip-bundle -T

個人的に、テストは後々、Rspec を使いたいので -T を指定しています。

2. Gemfileの編集

  • Heroku 上でも同じバージョンの Ruby を利用するために、バージョンを明記します。
  • Heroku では データベースは PostgreSQL を使います。
    • Mac 側は PostgreSQL のセットアップは面倒なので、そのまま SQLite を利用。
    • Heroku の有料?アドインを使うと、MySQL とかもいけるらしい。
rails_angular_app/Gemfile
#..

ruby '2.1.2'

gem 'sqlite3', group: :development
gem 'pg', group: :production
gem 'rails_12factor', group: :production

#..

config/database.yml 等で PostgreSQL の接続設定が必要と思いきや、不要らしい。Heroku がよしなにやってくれるみたい。まあ クラウドだからそんなものなのでしょうか。なので、接続ID/PASS も設定が不要。

3. Bundler で gem をインストール

$ cd hoge_app
$ bundle install --path vendor/bundle --without production

gemファイルを、ローカルの hoge_app/vendor/bundle へインストールしています(好みに応じて変更してください)
このパスに寄らず、Heroku へデプロイされる際は vendor/bundle にインストールされるようです。

参考:Heroku へデプロイした時のログ
スクリーンショット 2014-10-12 23.05.54.png

4. とりあえず適当に Scaffold

$ ./bin/rails g scaffold person name:string age:integer memo:text
$ ./bin/rake db:migrate

TOPページを Scaffold で生成されたページに変更します。

config/routes.rb
#..

root 'people#index'

#..

5. ローカルでの動作確認

$ cd hoge_app
$ ./bin/rails s

ブラウザで http://127.0.0.1:3000 にアクセス。

screen4.png

Heroku へデプロイ

1. Git(ローカル)にコミット

  • ローカルの gem ファイル郡 は Git管理下から外しておく。

    • ほかにも除外したいものがあればここへ追記する。
    .gitignore
    〜
    
    vendor/bundle
    
    〜
    
  • ローカルにコミットする。

    $ cd hoge_app
    $ git init
    $ git add .
    $ git commit -m "first commit"
    

2. Heroku へ push

$ cd hoge_app
$ heroku create
$ git push heroku master

スクリーンショット 2014-10-12 23.05.54.png

3. Heroku 上の DBマイグレートを実行

$ heroku run rake db:migrate

4. Heroku の動作確認

$ heroku open

自動的にブラウザが立ち上がる。

screen3.png

以上で完了!

ほか

おわりに

最初は Heroku の使い方がよく分らなかったのですが、やってみたら以外に簡単にできました^^

また、Heroku のダッシュボードでアプリケーションの状態を確認できるので、何かあればここを見ればいいです。
アプリーケーションのID(= URL)も、ここで変えれるみたい。

screen1.png

28
30
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
28
30