cocos2d-xでゲームを作成してリリースするまでの流れをまとめます。
1.プロジェクトの作成
2.Xcodeでプログラミング
3.iOS版のリリース
4.Eclipseでapkファイルをエクスポート
5.Android版のリリース
ちなみに、現在の私の開発環境はこのようになっています。
バージョン | |
---|---|
OS X | 10.9.5 |
cocos2d-x | v3.2 |
Xcode | 6.0.1 |
Eclipse | 4.2.1 |
1.プロジェクトの作成
cocosコマンドでプロジェクトを作成します。
$ cocos new MyGame -p edu.self.sample -l cpp -d ~/Desktop/Products/
$ cd ~/Desktop/Products/MyGame
$ git init
$ git add .
$ git commit -m 'initial commit'
上記の例のようにしてプロジェクトを作成すると、~/Desktop/Products/MyGameフォルダにファイルがいろいろ作成されます。
gitでソースコードの履歴を見れるようにしておきます。
2.Xcodeでプログラミング
Xcodeを使ってプログラミングしていきます。
Xcodeのプロジェクトは、proj.ios_macフォルダに入っています。
上記の例ですと、~/Desktop/Products/MyGame/proj.ios_mac/MyGame.xcodeprojファイルになります。
3.iOS版のリリース
XcodeでTARGETS->Generalの Version と Build に適切な値を入れます。
リジェクトされて再提出する場合は、Buildを一つ上げてアップロードし直します。
内容 | |
---|---|
Version | ユーザが目にするリリースバージョンです。例:1.0 |
Build | iTunesで管理するビルドバージョンです。例:1.0.0 |
iTunesにアップロードするときは、XcodeでiOS Deviceを選択しProduct->Archiveを実行します。
このあたりのリリースで必要な作業はこちらのページが参考になります。
4.Eclipseでapkファイルをエクスポート
Eclipseにcocos2d-xのプロジェクトを読み込みます。
File->New->Project...でAndroid->Android Project from Existing Codeで下記のようにandroidプロジェクトを読み込みます。
上記の例で行きますと、こちらの2つのプロジェクトになります。
- ~/Desktop/Products/MyGame/cocos2d/cocos/platform/android/java
- ~/Desktop/Products/MyGame/proj.android
何かエラーが出る場合は、NDK_ROOTとかの環境変数の設定が必要になります。
この辺は、いろいろいじっていましたので、どれが正解か覚えていません。
下記のページなどを参考にしてビルドできるようにしてみてください。
Eclipseは私にとっては敷居が高いようです。
Classesフォルダに入っているcppファイルをビルドに自動的に追加する
(変更前)
LOCAL_SRC_FILES := hellocpp/main.cpp \
../../Classes/AppDelegate.cpp \
../../Classes/HelloWorldScene.cpp
(変更後)
CPP_FILES := $(shell find $(LOCAL_PATH)/../../Classes -name *.cpp)
LOCAL_SRC_FILES := hellocpp/main.cpp
LOCAL_SRC_FILES += $(CPP_FILES:$(LOCAL_PATH)/%=%)
その他変更点
(アプリが強制終了してしまう場合は、追加してみる)
APP_ABI := armeabi armeabi-v7a x86
apkファイルのエクスポート
AndroidManifest.xmlファイルのversionCodeとversionNameを適切な値に設定します。
内容 | |
---|---|
versionCode | Google Playで管理する番号になります。1から順番に値を大きくしていけばいいです。例:1 |
versionName | ユーザが目にするバージョン番号です。例:1.0 |
File->Export...からExport Android Applicationを選択後、keystoreを作成し、apkファイルをエクスポートします。
2回目以降は、keystoreファイルを使い回せます。
5.Android版のリリース
Google Playでリリースする方法は下記のページを参考にしてください。
以上