2015/12時点の記述です。なるべく手間を掛けずに。
初期設定
rootパスワード設定、ホスト名変更、wifi設定。
DHCP環境下ならMACアドレスを調べて、ルーター側で固定IP割当の設定にしたほうが楽かも。
# configure_edison --setup
レポジトリのupdate
ハード周りを弄る場合、mraa、upmを最新版にアップデートしたほうがよいです。日進月歩で対応センサーが増えています(※)。
# vi /etc/opkg/iotkit.conf
src iotkit http://iotdk.intel.com/repos/2.0/intelgalactic
# opkg update
# opkg upgrade
※Henry基板を使っている場合、2015/9にアップデートされたupm-0.4.0でmpu9250(9軸モーションセンサ / 温度センサ)がサポートされました。mpu9150では取得できなかった温度が取得できるようになりましたが、Edison本体に近いせいで半ばCPU温度です。(ソースコードのコメントがいい味だしています。。。→自分も式を調べようとしてしまったため)
pipのインストール
参考
https://nonnoise.github.io/Edison/python.html
# curl https://bootstrap.pypa.io/get-pip.py -o get-pip.py
# python get-pip.py
こちらのレポジトリ (http://repo.opkg.net/edison/repo/core2-32/) にpython-pipがあるため、後述の「追加レポジトリの設定」に追加すればインストール可能です。(ただし、結構な数のパッケージをインストールすることに…)
時刻合わせ
タイムゾーンをUTCから東京に変更します。
# timedatectl set-timezone Asia/Tokyo
#ログ容量の節約
長いこと使うと容量を圧迫する(らしい)ので、再設定するに越したことはありません。
# echo "SystemMaxUse=4M" >> /etc/systemd/journald.conf
# systemctl stop systemd-journald
# rm -rf /var/log/journal/*
# systemctl start systemd-journald
電源オフ/ リブート
poweroff
で電源オフ、reboot
で再起動ですね。電源OFF後はSW1押しっぱなしで起動できます。
以下は必要に応じて。
追加レポジトリの設定
/etc/opkg/base-feeds.conf にレポジトリのURLを追加します。
src/gz core2-32 http://repo.opkg.net/edison/repo/core2-32
src all http://iotdk.intel.com/repos/2.0/iotdk/all
src quark http://iotdk.intel.com/repos/2.0/iotdk/quark
src i586 http://iotdk.intel.com/repos/2.0/iotdk/i586
src x86 http://iotdk.intel.com/repos/2.0/iotdk/x86
※他にも http://repo.opkg.net/edison/repo/ 下を見ている例があります。
opkg update
後、opkg list
からパッケージを探してインストール。vimはこうしないとインストールできません。
インストールするパッケージが多い場合は、あらかじめ必要なパッケージを詰め込んだEdisonのカスタムイメージを作成するほうが楽です(特にカーネルを弄りだして再セットアップが多くなる場合)。
トラブル事例が多くお薦めしませんが、この状態でopkg upgrade
を初回実行する場合は下記に示すように、/boot容量を増やしたほうがいいようです。
/boot容量の拡張
/boot下を一時退避させて再パーティションすると容量が増えます。
# mount /boot
# mkdir /tmp/boot
# mv /boot/* /tmp/boot
# umount /boot
# mkfs.vfat /dev/mmcblk0p7
# mount /boot
# cp -a /tmp/boot/* /boot
setup.sh
上記をまとめて行う簡単なシェルスクリプトを置いておきます。
(追加レポジトリの設定と/bootの再パーティションは含まず)
# configure_edison --setup
後、ネットワークに参加した状態で実行して下さい。
#!/bin/sh
# install latest mraa and upm
echo "src iotkit http://iotdk.intel.com/repos/2.0/intelgalactic" > /etc/opkg/iotkit.conf
opkg update
opkg upgrade
# install pip
curl https://bootstrap.pypa.io/get-pip.py -o get-pip.py
python get-pip.py
# log setting
echo "SystemMaxUse=4M" >> /etc/systemd/journald.conf
systemctl stop systemd-journald
rm -rf /var/log/journal/*
systemctl start systemd-journald
# set timezone (Tokyo)
timedatectl set-timezone Asia/Tokyo