ここ最近電子工作をがんばっています。同じITの世界なのにこんなに知らないことがあったのかと改めて実感しています。新しく知ることが多くて面白いです。
さてラズパイ3はWifiモジュールが標準装備になっていることを知り、いろいろ試行錯誤したので記録しておきます。
Wifiと一口に言ってもたくさん種類があります。
正確な説明を簡単にするのは難しいので、設定に必要な知識のみ大胆に端折って紹介します。
接続の方式にはWEP、WPA、WPA2があります。WPA2以外は解読する手法が見つかっているので現在では安全ではありません。WPA2にもWPAパーソナルとWPAエンタープライズがあります。よくWifiにつなげる方法として紹介されているのはWPAパーソナルと思われます。
例えばこういうもの
http://qiita.com/toshihirock/items/8e7f0887b565defe7989
WPAエンタープライズはその名の通り企業内でよく使われる方式のようです。こちらは設定がより難しくなっています。さらにこの中でも種類がいくつかあるようです。オイシックスではPEAP, MSCHAPv2でした。この場合の設定は以下のようにすればできました。
country=GB
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
network={
ssid="SSID名"
priority=1
key_mgmt=WPA-EAP
pairwise=CCMP
auth_alg=OPEN
eap=PEAP
identity="ユーザー名"
password=hash:ハッシュ化したパスワード
phase1="peaplabel=0"
phase2="auth=MSCHAPV2"
}
パスワードをハッシュ化するには以下のコマンドを使います。
echo -n 'password_in_plaintext' | iconv -t utf16le | openssl md4
またDHCPにするため以下設定ファイルを変更しました。
iface wlan0 inet manual
↓
iface wlan0 inet dhcp
追加
iface default inet dhcp
その他のコマンド。
設定ファイルを変えて接続を試す場合はifdown,ifupを使います。
sudo ifdown wlan0
sudo ifup wlan0
wifiの接続状態を確認するにはiwconfigコマンドが使えます。
iwconfig
以上、下記のサイトが一番参考になりました。
https://eparon.me/2016/09/09/rpi3-enterprise-wifi.html