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ゼロからはじめた統計のお勉強の軌跡(おすすめテキスト編)

Last updated at Posted at 2014-12-08

こんにちわ、昨日今日のデータエンジニア ひろぽん(hiroponius)です。

データ分析の部署でお仕事するようになって1年、
それまでのWeb(しかもフロント)系とはぜんぜん異なるノウハウが要求される中、
「このままでは円滑な業務遂行に差し支えが、統計の勉強せんと!」
「Rとかちゃんと使えるように!」
「ていうか、データともっと深い感じになりたい!」
ということで、まさに今年2014年がんばった軌跡、主に参考にした本について。

たぶん、以下のような状況でなおかつ統計学勉強したいなーと思ってる人に、
ちょっと役に立つ内容になってるはず、です。
(学習するにあたってのマイルストーンは統計検定2級合格レベルです。)

  • いわゆる文系、ちゃんとした数学教育は高校まで
  • 中学校課程の数学までは理解できる/具体的な数式で解ける
  • 微分積分は「見たことあるし解いてたはずなんだけど忘れた...」
  • Σ... がんだむ? (ちがう
  • わからない部分がありつつも『数学ガール』は楽しく読める(し、数学っぽいコンテンツはそれなりに好き)

わからない人のためのエントリーです、
大学教育の中で数学を学んだ方や、数字がついてまわる学問やってた方は、
他のポピュラーなおすすめ本のほうが学習時間短かくて済むと思います、

というわけで。

最初の一冊

akahon.jpg

統計学入門 (基礎統計学)

「教科書はコレ!」と、薦められがちな定番の書籍、一番最初に手にとってみました。
粛々と読み進めたところ、6ページ目で相関係数の式が出現。
初期のころだったので、まず数式の読み方と意味がよくわかっていなくて、
そのわからない記号二大巨頭であるところの、

\sum

が3つも出てきて、大破轟沈したのでした。(ちなみにもう一つは

\int

ちょっとはわかるようになった今になってはじめて、赤本の良さが見えてきます。
固有名詞に必ず添えてある英文表記は、このあと長く続く(!)探求の道に不可欠ですし、
わかりやすさを求めて誤った解説をするよりは、多少初学者に読みにくくても正確な記述であることを重視した内容も同様と思います。

定番のコミック

manga.jpg

マンガでわかる統計学

「絵がかわいいからって、するっと頭に入るわけじゃなくってよっ :persevere:
通読はできたものの、まったく身につかず..
内容はきちんとしていることに定評あるので、主に読み手の問題かと。

初学者というよりはむしろ、もう学習段階は済んだ方が、おもしろく読めるコンテンツのような気もします。

某氏もおすすめ、ハンバーガー統計

ハンバーガー統計学にようこそ!

統計関係の学習素材について検索していたら、こちらのWebサイトに行きあたりました。

ひとつひとつのステップについて、Excelでの演習問題付き。
段階ごとに理解を助けるために問題を解くといった感じで、素直に全部実践したら、
あらまあなんと、それなりにわかるようになってるじゃあありませんか!

テキスト量の割には扱っている範囲は広くはないのですが、
なにしろ「教師無し学習」なので、一つ知見を得るにもそれなりのデータ量が必要です。
ここで「(初学者は)自力で計算するの、じゅうよう」との気付きを得ることができました。
(そのあと本も買いました)

hunburger.jpg

ハンバーガー統計学にようこそ!

そして、出会い

「自力で計算するの、じゅうよう」
要するに演習不足であり、じゃあ演習できる問題集を探そう!
と、ここで方向を転換して、
「わかってないところをはじめから」
"Practice, practice"
をテーマにテキスト探しをはじめました。

「そういえば、高校のときに統計とか確率とかちゃんとやってない!
高校課程から大学教養課程くらいまでをカバーしたわかりやすいテキストが欲しい!」

そんな都合の良いものがあるんでしょうか?

..... ありました!

text.jpg
確率統計 (高専テキストシリーズ)

drill.jpg
確率統計問題集 (高専テキストシリーズ)

高専生向けの確率統計の教科書&問題集
です。

この2冊のセットで度数分布表の読み方から始まり、仮説検定まで問題解き放題。
これを最初から淡々とこなしています。(まだ消化率65%...)

さすがに因数分解が解けないと難しそうですが、
積分はこのテキストで扱っているものはごく初歩の初歩なので、直面してからWebで解法を探すくらいでも大丈夫だと思います。
確率統計自体は教科書に書いてあるので、それを参考に。
それでもわからない時はやっぱりWebで検索。

テキスト読む→わかるところとわからないところがある→
わかる問題を解いてみる→わからないところを調べる→
またテキストを読む→ちょっとわかるところ増えた!→
また解く→また調べる→
また読む→またちょっと増える→...
と、確実に上向きスパイラルになっているのが実感できます。

わからない、解けないのは、解いた数が少ないから。
理解に至るには、それなりの「数」「量」が必要で、
なにかがニガテなのは「数」が不足しているから、という仮定であたってみると、
道が拓けるかもしれません。

そしてそのうち式を立ててを解くのがだんだん楽しくなってくるという...

「単純接触効果」ってね :yellow_heart:

こんなかんじで、ゼロから統計のお勉強をはじめてみた2014年でした。

2015年に続く☞☞☞

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