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Firebase Analyticsのリアルタイムでの詳細なデバッグ方法

Last updated at Posted at 2017-05-04

問題点

Firebaseのイベントのデバッグをしようと思うと、従来タイムラグが発生していた。
アプリ内で発火したイベントが反映されるのは、Webコンソール上で24時間ほどを待たなければならずかなりの時間がかかっていた。

更に課題としてあったのが、Webコンソール上のイベント項でイベントに付加したパラメータの状態を確認できない(2017月4月現在)ことである。
Webコンソール上で発火したイベントはわかっても、基本的に付加したパラメータが何でどのような値だったかは確認できない。

1つ目のデバッグ方法(AndroidStudio DebugLogツール)

これに対する打ち手として、Android StudioのlogcatからAnalyticsのデバッグをする方法がある。
Android Studio上の"Terminal"で以下のコマンドを打ち込み、logcatを確認するとイベントとパラメータがローカルでどのように発火したか、ユーザプロパティに何が設定されたかを確認することができる。

adb shell setprop log.tag.FA VERBOSE
adb shell setprop log.tag.FA-SVC VERBOSE
adb logcat -v time -s FA FA-SVC

引用:
Android Studio のデバッグログでイベントを表示する

1つ目のデバッグ方法の問題点

このデバッグ方法だと、ローカル内でのイベント発火は測定できるが、それがリモートのWebコンソール上でそもそも反映されているか、反映されている場合どのように反映されているかを確認することはできない。

また、ユーザプロパティの状態も今どのようなプロパティが設定されているかを確認しながらデバッグすることに手間がかかる。

2つ目のデバッグ方法(Debug View)

上記の打ち手の機能として、現状これが最適で導入も簡単なのでその方法を是非とも共有したい。
2017年2月終わりくらいに導入されたのでまだ知らない人もいるかもしれない。

Android Studio上の"Terminal"で以下のコマンドを打ち込み、Webコンソール上のDEBUGVIEW項を確認するだけでイベントとパラメータがどのように発火しFirebaseコンソールに送られたか、ユーザプロパティの状態遷移がどうかをリアルタイムに確認することができる。

adb shell setprop debug.firebase.analytics.app <package_name>

引用:
デバッグモードの有効化

その他

DEBUGVIEWの解説としては以下の記事もイメージをつかむ面でも非常に参考になります。是非とも併せて読んでいただけたらと思います。
wootan's diary: FirebaseのStreamViewとDebugViewをつかってみた


記事をお読みいただき、ありがとうございました!
もし参考になったと感じましたら、どうか「いいね」よろしくお願いいたしますm(_ _)m

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