Sidebar
先日、イベントの懇親会での質問で、
レスポンシブ対応で、サイドバーのカラムと落とすのがモヤっとするんですよね、サイドバーなのに。
というのがあった。
これ、確かにCSSのカラムレイアウトとか勉強しはじめると、右側・左側に#sidebar
と名付けられたものがあり、なんとなく「メインに対し、位置的に横にあるやつ」っていうイメージあるんですが、別にSidebarはレイアウト上の名前ってわけではありません。
【名】〔新聞の主記事に対する〕補足[側面]記事◆【同】follow ; follow-up
sidebarの意味・用例|英辞郎 on the WEB:アルク
〔新聞の主記事に対する〕補足[側面]記事ってことで、別にレイアウト的に下にあったって、Sidebarです。
※これはこれで、メインでないものをなんでもかんでも #sidebar
の中にいれるのは正しくない気もしますね。
Hero
TwitterのBootstrapが流行り始めた頃、サンプルで「Hero」というのがメインビジュアル部に書かれているものがあった。
「え、なんでヒーロー?目立つから?」とか、なんかそういうジョークなのかなとおもってた。これもよくよく調べてみると、
Hero image is a term used in web design for a specific type of web banner. A hero image is a large banner image, prominently placed on a web page, generally in the front and center.
Hero image:アルク
Web広告Webバナーのタイプとして、ってことなんだけど、なんかもっと語源ぽいのがどっかにあった気がする。
[追記:2015-03-17]
Web広告と書いてましたが、Bannerもまた広告とは限らないということで訂正しました。@kotarokさんありがとう!
今のBootstrapのComponentではJumbotronとなっていて、こっちは大きなビルの壁面にあるような巨大なディスプレイを意味するみたい。
lede
ledeはあんまり見たこと無いってひとの方が多いかもしれない。たまに海外サイトのHTMLとかをみてると、この文字列を見かける。使われている箇所はリード文的なところ。「leadじゃないの?」とかおもってたけど、これも調べてみると、
【名】〈俗〉(記事の)リード◆ジャーナリストの用語
ledeの意味・用例|英辞郎 on the WEB:アルク
でもなんでledeという綴りなのか、というのに対しては、本当に語源なのかわからないけど次のような記事があった。
ニュース記事などの第一段落、オープニング・パラグラフのことを「lead paragraph(リード・パラグラフ)」といいますが、ジャーナリズムの世界、とくにアメリカではこれをあえてledeとつづることがよくあります。これは活字印刷の時代、鉛(lead)板が使われていたことから、混同をさけるため考えられたといわれています。
「Lede paragraph」って「lead paragraph」のスペルミス?
ほー、って感じですね。
コード上の命名としても、leadだと意味が広いので、前置きの文というような意味であれば、あえて.lede
と命名するのはアリかもなぁ、なんておもったりします。
しかし、このledeのことを知らない人からすれば、「leadのタイプミスしてますよ?」とか言われそうなので、仕事では使わないかもしれない。