LoginSignup
1
1

More than 5 years have passed since last update.

AVRISPmkII からターゲットボードに 5V を供給できるようにする

Last updated at Posted at 2014-12-29

ATMEL 純正のライター AVRISPmkII の不便なところは、このライターから5Vを供給できる機能がないところです。毎回3〜5Vを別途用意するのが面倒な時がよくあります。

一方、私が常用している ELM氏のAVRライター は、電源が「ターゲットから供給(3~5V)」と「ターゲットに5V/3.3Vを供給(ターゲット側の条件によっては不可)」をスイッチによって選択できるようになっています。ライタから電源を供給できれば、ライタと基板だけでマイコン開発が可能となり、さくっと何かを作りたい時にとっても楽です。

というわけで今回は、AVRISPmkII に5V供給機能を付けるための改造方法をご紹介します。(動作保証はしませんので、ご自分の責任でトライしてくださいねっ!)

どこから 5V を取ってくるか

AVRISPmkII は御存知の通り、USB接続のライタです。つまり、USB の 5V はライタには供給されているので、これを取ってくるようにしましょう。

どのピンに供給するか

AVRISPmkII のターゲット側 ISP コネクタのピン配置(TopView)は以下です。

avrisp_pin.png

このうち、2ピン目の Vcc に USB の 5V を供給できるようにします。

改造方法

AVRISPmkII の基板を取り出し、基板の裏側2箇所のはんだ付けを行います。ライタを PC に接続している場合は、PC から抜いておきましょう。

以下の画像のように、ISP コネクタ側の 左下のピン (注: 上の画像のISPコネクタピン配置は TopView なので、 基板裏から見た下の画像だと左右逆です)と、 TP1 とかかれたパッドをはんだ付けしてください。TP1 は USB の 5V が接続されています。

ハンダ付けが終わったら 6ピンの GND と 2ピン のVcc の電圧を測り、5V になっていれば成功です!

写真 2014-12-29 17 52 37.jpg

これで、ターゲットボードに電源を用意しなくても、ライタを繋ぐだけで開発ができるようになります〜!

注意点

ターゲットボード側で電源を確保している場合は、この改造を施したライタを使うのはお控えください。

1
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
1