Overview
Raspberry Pi Zero Wが発表になっていますが、いつまでたっても、主要な国内ストアで発売になりませんね。 海外ではちゃんと技適マーク付きで売っているのですが・・・。
幸いRaspberry Pi Zeroは売っていますし、ZeroとZero Wは共通のイメージで行けるようなので、先に事前準備をしていきましょう。
hardwareの入手
- 日本だと、Switch Science さん や KSY さんなどから入手したり、
- 海外だと、Pimoroni などから入手できるかと。
Raspbian の 用意
Raspberry Pi Zero (W)上で動かすLinux distributionです。
(私はRPi3では、Ubuntu Mate使っています)
Download Raspbian image
本当はUbuntu Mateを個人的には使いたいのですが、Ubuntu MateはRaspberry Pi2/3しかサポートしていないので、RaspbianやNOOBSが基本的な選択肢になります。
NOOBSはなんとFATの上にファイル書き込むをするというもので、(普通はext4とかを直接焼き込みますが、FATの上にimgをおいておいて、loopback mountしているのかと。。。)、手持ちのSamsungの32GBのmicro SDで起動すると、resizing時にエラーになるようで (手順の通りSDA (SD Assosication)からformatterをdownloadして焼きましたけど・・・)、Raspbianは、期待通りのimgが普通に入っていたので、raspbianで試します。
https://www.raspberrypi.org/downloads/
からRaspbianを選択してたどるか、 ここ からダウンロードしましょう。
Burn Raspbian image to microSDカードの初期化
以下、MacOSでの例です.
[ここ]
(https://www.raspberrypi.org/documentation/installation/installing-images/mac.md) にもありますが、なんかごちゃごちゃしているので、やるべきことだけを書いておきます。
まず、どこにメディアがあるのかを確認しておきましょう (重要)
$ diskutil list
/dev/disk0 (internal, physical):
#: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER
..snip..
/dev/disk1 (internal, virtual):
#: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER
..snip..
/dev/disk2 (internal, physical):
#: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER
..snip..
/dev/disk3 (external, physical):
#: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER
0: FDisk_partition_scheme *32.0 GB disk3
1: Windows_FAT_32 NO NAME 32.0 GB disk3s1
私の場合は、上のように、/dev/disk3が、焼き込みたい先であることがわかります。
次にunmountを行います。
$ sudo diskutil unmountDisk /dev/disk3
Unmount of all volumes on disk3 was successful
イメージを焼き込みます (私の環境での例)
$ sudo dd if=2017-04-10-raspbian-jessie.img of=/dev/disk3 bs=1m
Raspibianの設定
ssh の 設定
sshの設定覚書 などを参考にMac側の設定などは済ませておきましょう。
sshdの設定
Raspberry Pi側で、簡単にはGUI loginして、
$ sudo leafpad /etc/ssh/sshd_config
なお、vimも入っていないので、
$ sudo apt-get install vim
など先に入れておいも良いですね。
PermitRootLogin without-password
#RSAAuthentication yes // RSAv1を非許可
#AuthorizedKeysFile %h/.ssh/authorized_keys
AuthorizedKeysFile %h/.ssh/authorized_keys // .ssh以下にloginしたいユーザー以下に鍵を置く意味
#PasswordAuthentication yes
PasswordAuthentication no // 鍵のみにするために
Raspberry PiのIP Addressの確認
$ ifconfig
で、Raspberry PiのIP addressを確認
Raspberry Piのsshのauthorized_keysの設定
Macなどから
$ scp ~/.ssh/id_rsa.pub pi@xxx.xxx.xxx.xxx
や、USB経由などでid_rsa.pubをコピー
Raspberry Pi上で
$ cd /home/pi
$ mkdir .ssh
$ chmod 0700 .ssh
$ mv id_rsa.pub .ssh
$ cd .ssh
$ mv id_rsa.pub authorized_keys
$ chmod 0600 authorized_keys
みたいにしてログイン用の鍵の設定。
authorized_keysのみでのloginを有効にする
Raspberry Pi上で
$ sudo systemctl restart ssh
実際のssh
$ ssh pi@xxx.xxx.xxx.xxx
鍵のファイル名やポート番号を変更した場合は、以下のように
$ ssh pi@xxx.xxx.xxx.xxx -p 10022 -i ~/.ssh/id_rsa
指定するのは秘密鍵
上のように毎回書くのが嫌な場合は、
Host rpi
HostName raspberrypi.local
User pi
Port 10022
Protocol 2
IdentityFile ~/.ssh/id_rsa
ServerAliveInterval 60
みたいにしておけば、
$ ssh rpi
だけでいけます。
ちなみに
pi@raspberrypi:~ $ ruby --version
ruby 2.1.5p273 (2014-11-13) [arm-linux-gnueabihf]
pi@raspberrypi:~ $ python --version
Python 2.7.9
pi@raspberrypi:~ $ git --version
git version 2.1.4
pi@raspberrypi:~ $ node --version
v0.10.29
ってな感じで、とりあえず、色々と遊べそうですね。
X環境で遊ぶ人向けに
-
やはりパフォーマンスは普段使っている Raspberry Pi3と比べると段違いに遅いです。
- BogoMIPSでは697.95とか出ています (armv6 rev 7 (v6l))
- 特に最初から入っているChromiumでブラウジングする気になれないレベルです。。。
-
というわけで、firefox を installしましょう (これでもつらいけどまだなんとかなる・・・)
$ sudo apt-get install iceweasel
(apt-get install firefox
ではinstallできません. logoの問題とかあるそうです)