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HoloLens 開発のおさらい

Last updated at Posted at 2017-05-17

はじめに

HoloLens 入手当初は、簡単なデモなど興味と暇を見つけて Unity ベースで構築していました。
その頃は、Unity をあまり理解しないまま、力業 (^_^; で形にしていました。
最近は少し離れてしまっていたので、”おさらい”の意味も込めて、まとめ直します。
まぁ、リハビリを兼ねた備忘録と思ってください。

image.pngimage.png

まずは、材料集め・インストール

公式ページ の「Install the tools」を参考に開発環境を整えます。 必要なモノは以下の通りです。
※英語が苦手って方は、hololensdev さんが日本語訳の記事を書かれています。

HoloLens 開発環境構築手順 (公式ドキュメント日本語訳: Install the tools) - How to Develop Apps for Microsoft HoloLens
  1. Visual Studio 2015 Update 3
    Community Edittion: http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=534599
    気を付ける点は、インストール時に「機能の選択」で以下の 2 項目のチェックがあることくらいでしょうか。
    • ユニバーサル Windows アプリ開発ツール 配下
      • "ツール(1.4.1) および Windows 10 SDK (10.0.14393)"
      • "Windows 10 SDK (10.0.105863)"
  2. HoloLens Emulator (build 10.0.14393.0)
    http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=823018
  3. Unity 5.5.2
    https://unity3d.com/jp/get-unity/download?thank-you=update&download_nid=45968&os=Win

HoloToolkit-Unityが便利

Microsoftが提供しているHolographic Academy の Tutorials に含まれているサンプルをベースに作っていってもいいのですが、Microsoft から Academy とは別に HoloToolkit-Unity というモノが github に公開されています。
こちらの方が便利そうなので、今回は HoloToolkit-Unity を使っていきます。

なお、HoloToolkit-Unity には、以下のように Unity の推奨バージョンがありますので、合わせておく方がいいと思います。
image.png

※ここで少し注意
 HoloToolkit-Unity はバージョンが変わると実装アプローチも変わる場合があります。 互換性無視って感じですので、バージョンには注意してください。 まぁ、過去を引きずらないって点はいいと思います。

HoloToolkit-Unityの導入

  1. Unity で新規にプロジェクトを作成します。
    image.png

  2. HoloToolkit-Unity をダウンロードします。
    github リポジトリのクローンでもいいですが、Releases から unitypackage をダウンロードする方が簡単だと思います。

  3. Assets に追加します。
    ダウンロードした unitypackage をドラッグ&ドロップで、Assets にコピーします。
    image.png

    取り込む対象を選択することができます。 今回は、すべてを取り込みます。
    image.png

    取り込みが完了すると以下のようになります。 メニューにも追加されます。
    image.png

  4. 設定を簡単に変更
    HoloToolkit の Configuure メニューで、
    image.png
    例えば、"Apply HoloLens Scene Settings" を実行すると、次のようなダイアログが表示され、変更項目を選択することができます。
    image.png
    シーンやプロジェクトなどを一発で変更できるので、非常に便利です。
    image.png
    今回は、"Apply HoloLens Project Settings"、"Apply HoloLens Scene Settings" の順で行いました。
    ※"Apply HoloLens Project Settings" を実行したら、Scene の Camera 設定が戻ってしまったので、上の順にしています。

ビルドまで

  1. Hierarchy の右クリックで、Cube を追加します。

    image.png

  2. 配置した Cube の Inspector タブの Transform - Position を "0, 0, 20" にします。

    image.png
    image.png

  3. とりあえず、ビルド ・・・ その前に Scene を保存
    適当な名前で、Scene を保存します。
    image.png
    Scene に名前が付きました。
    image.png

  4. いよいよ、ビルド
    image.png
    Scene を追加し、 Build を実行します。 保存先のフォルダを指定するとソリューションが生成されます。
    image.pngimage.png

    image.png

  5. VisualStudioへバトンタッチ
    生成されたソリューションを VisualStudio で実行します。
    Unity プロジェクトにも .sln 拡張子のファイルがあるので、間違わないように…
    ビルドの設定を変更します。
    image.png

  6. ビルド&Run
    ビルドを行います。

    成功すると、エミュレータが起動します。

    メニューが表示され、その後、アプリ画面に切り替わります。

    矢印カーソルやマウスで視点を移動させることもできます。

今回はこの辺で

また、次回、お会いしましょう。

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