貴重な情報をシェアしていただいた FOSS4G 2016 in Bonn 参加の精鋭の皆様に「帰国したら日本でもベクトルタイル時代が始まっていた」という状況をプレゼントしたく、国土数値情報の燃料給油所データのベクトルタイルを作成し、gh-pages でホストしてもらいました。
ベクトルタイルを、進めましょう🌈
repository: https://github.com/hfu/p07-15
sample site: https://hfu.github.io/p07-15/
vector tiles: https://hfu.github.io/p07-15/p07-15/{z}/{x}/{y}.pbf
to inspect data: https://github.com/hfu/p07-15/blob/master/07.geojson
tippecanoe と ogr2ogr と Mapbox GL JS と、あと何より、素晴らしく野心的で優秀なプロダクト、gh-pages に感謝です。
GitHub のレポジトリが、ベクトルタイルのような多数ではあるが総量が小さいファイル群を受け入れてくれること、gh-pages が、スタティックであればそうとう幅広くHTTP/HTTPS ホストをしてくれることがポイントです。(ベクトルタイルにおいては、HTTPS ホストをしてくれるというのがかなり重要になります。)多少のファイル配置のコンベンションが整理されたなら、うまくやると、ジオスペーシャルオープンデータのプラットフォームを取ってしまうくらい有望かもしれません。
そのわけは、「オンラインデータ」ということを実現しやすい仕組みになっている、というところですね。
通信コストの回収モデル次第で、既存の、より「発信者回収型」のサービスとどちらが前に出るか決まるのではないかな、と思います。物事の本質としては、地理空間情報の受益者は発信者であるべきではないので、発信者からの回収は、妥協であるとはいえ本質を捉えてはいない。とはいえ、配信にコストはかかる。本質を捉えてしかも事業として成立するモデルが、来るべきモデルでしょう。
gh-pages について、唯一、望むらくは、と思ったわがままは、拡張子 pbf では通信路 gzip 圧縮を効かせてくれると更に速くなるのかもしれない、ということくらいでしょうか。
※メモ:実際上、git 及び github.com の性質からして、ファイル数は3万くらいまでが現実的な中のギリギリでしょう。ちなみに、mokuroku が公開されているので周知の事実ですが、標準地図のタイル数は5000万程度あります。
背景地図の地理院化と燃料給油所ベクトルタイルのデータドリブンビジュアライズ化は、あとの楽しみにとっておいています✨