facebookグループの最大手BaaSサービスであるParseが2017/01/27でサービス終了を発表したので、改めて他の(m)BaaSサービスについてまとめてみた。
ニフティクラウド mobile backend
- ニフティのサービス
- プッシュ通知/DB/ファイルストレージ/会員管理・認証/位置情報/SNS連携が使える
- 属性によって出し分けプッシュとかできる
- ユーザ活性化のリテンション広告連携ができるらしい
- 無料から使える
- ドキュメントがすべて日本語
- SDKはAndroid, iOS, Java Script, Unity
- OSSとしてすべてコードを公開している
- 無料枠でAPIリクエスト/プッシュが200万回/月使える
- ドラクエとかキティちゃんのアプリとかで使われてる
- ハイブリッドアプリ開発プラットフォームのMonacaと連携している
Kii Cloud
- Kiiのサービス
- プッシュ通知/DB/ファイルストレージ/会員管理・認証/位置情報が使える
- データ分析・可視化やABテスト機能がある
- IoT向けのデバイス管理機能がある
- サーバサイドにコードを置いて機能拡張できる
- ドキュメントは日本語/英語/中国語
- SDKはAndroid, iOS, Java Script, Unity, Thing-IF
- 無料でもAPIリクエスト/プッシュが100万回/月使える
- ハイブリッドアプリ開発プラットフォームのMonacaと連携している
アピアリーズ
- プッシュ通知/DB/ファイルストレージ/会員管理・認証/位置情報が使える
- ピーシーフェーズのサービス
- 無料から使える
- ドキュメントは日本語/英語
- SDKはAndroid, iOS
- ファイルストレージにおけるファイル形式が豊富/メタタグをつけて管理できる
- 無料枠でプッシュ500回/月、APIリクエストの上限はないが、10000回を超えると制限がかかる場合がある
- 同時接続数について保証しない
- テレ東のアプリとかで使われている
appC cloud
- カイトのサービス
- プッシュ通知/DB/ファイルストレージ/会員管理・認証/位置情報が使える
- デバッグサービスや分析機能がある
- 広告周りの機能が多い
- 基本的にすべて無料らしい
- SDKはAndroid, iOS
- プラグインはUnity, Cocos2d-x, monaca
- 導入したアプリをレビューして掲載してくれる
- アプリ内課金機能をサポートしてる
BaaSに準じたサービス
Azure Mobile Services
- マイクロソフトのサービス
- 様々な言語で使える
- Azureの1サービスという位置づけで、気軽に機能だけ使うのが難しいので今回はこちらに分類
Cloud Endpoints(mobile backend starter)
- グーグルのサービス
- エンドポイントを自分で作成してAPIサービスを提供できる
- 自分で機能拡張できる
- mobile backend starterなるものがあるが、基本機能として何ができるのか良く分からなかった
- 使い始めるまでが大変そう
- ドキュメントも細かいところは英語のみが多い
印象としてはニフティとKiiが基本的な機能を無料で沢山使える感じ。
ニフティは事例をみるとかなり大手で使われてて実績がある。
Kiiはサーバサイドの機能拡張や分析が出来て高機能。IoT方向も拡張してきてますね。
アピアリーズは昔はSDKがなかったのですが、今回調べたらしっかり対応してました。
同時接続無保証がちょっと気になる。
カイトは課金・広告系のアプリ特化な感じ。
料金体系はニフティとアピアリーズが定額式で分かりやすいですね。
Kiiは基本問合せでカスタムなので、費用感がちょっとわからないです。
カイトは完全無料みたいなので、どうやって稼いでいるのか気になる…。
間違っているところの指摘や、ご意見あればコメントいただけるとありがたいです!
今回は英語ドキュメントのみのサービスを調べる体力がなかったので国内メインでしたが、後日追加するかもしれません。
リンクまとめ
ニフティクラウド mobile backend
http://mb.cloud.nifty.com/
Kii Cloud
https://jp.kii.com/
アピアリーズ
http://www.appiaries.com/jp/
appC cloud
https://app-c.net/