LoginSignup
6
4

More than 5 years have passed since last update.

ゲストOSのディスクを揮発モードにする

Last updated at Posted at 2014-05-19

あまりにも間違ったことを書いていたので、全面的に書き換えました。
もし古い記事を読んだ方がいたら見なおしておいてください。
ほんとすいませんでしたorz


VMware Player ユーザのみなさん大好き、揮発モード(non-persistent) の VirutalBox 版について。

VMware 版

.vmx ファイルを直接編集し、ドライブ指定してモードを記述することで設定できますね。

ide0:0.mode = "independent-nonpersistent"

ちなみに GUI から設定できるかどうかは不明です。

VirutalBox 版

参考手順

もうそのものずばりな記事がありました。
http://srikeshs.wordpress.com/2014/04/29/how-to-make-a-virtual-disk-non-persistent-or-immutable/

超訳抜粋

  1. 対象のディスクを、VM 設定のストレージ割り当てから除去
  2. メニュー → ファイル(または Ctrl+D)から「仮想メディアマネージャー」を起動
  3. ハードドライブタブから、対象ディスク(*.vdi) を選択、「変更不可」に設定
  4. VM 設定からストレージ追加しなおし
  5. VM 起動

公式の解説

よく見ると、「Immutable」と「write-through」だけじゃなくて「Shareable hard disks」「multiattach mode」もありました

normal

  • 普通のディスク

write-through

  • スナップショットを完全に無視
    • このモード時にスナップショット作成しても、そもそも差分ディスクに派生しない。
    • 派生しないので、過去のスナップショットに復元させてもディスクは変更しない
  • スナップショット以外の挙動は、normal と同じ?

Shareable hard disks

  • 基本 write-through と同じ
  • 複数 VM 同時にアタッチして共有できる点が違う
  • ただし、同時書き込みによりデータ破損の可能性があるので素人にはおすすめできないらしい

こええ・・・

Immutable

  • 本来のディスクイメージは読み取り専用に
  • 起動中のゲストOSによる書き込みは分離された別ファイルに書き込まれ、ゲスト終了とともに破棄

実際動かしてみた

  • 挙動が完全にスナップショット
    • VM 配下のディレクトリに Snapshots フォルダが作成され、差分ディスクに起動中の書き込みが行われる。
    • reboot してる限りは差分ディスクは残る
    • shutdown すると、差分ディスクが一旦クリアされ(サイズ 0 に)、再利用されてる

つまるところ、電源切れる度に自動で巻き戻されるスナップショットです。

multiattach mode

  • 複数 VM 同時にアタッチして共有可能
  • 初期の共有箇所は Immutable、各 VM 個別にスナップショット同様の差分ディスクを持つイメージ
  • 安全&共有部分のストレージ容量節約できる

派生

こんな感じでしょうか?


          write-through - Shareable hard disks
       / 
normal
       \
          Immutable     - multiattach mode

スナップショットの影響を受けない上向き派生
元ディスクに書き込みさせない下向き派生
複数 VM で共有できる右向き派生
・・・と。

現実的な選択として

  • 普通は normal
  • スナップショットで巻き戻したくない場合 write-through (今のところ使いドコロが思いつかない・・・)
  • 複数 VM 共有で容量節約なら multiattach mode

少なくとも自分の使用用途なら、試行錯誤はスナップショットだけで十分実現できると思われます

6
4
1

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
6
4