Microsoft Academic Search
Microsoft Academic Searchは論文等の学術文献専用サーチエンジンで、個人的によく利用しているエンジンの一つ。
特にMS Academic Search はメタデータの要約に優れており、ジャーナルやカンファレンス名で検索するとそのジャーナル論文がトータルで何篇出版されて、何回引用されているかといった集計がみれたり、著者ごとにも出版数、引用数、レーティングの高い論文一覧などが見れて大変便利である。
Google Scholar とは違い、特許文書の検索はできない。
検索窓の使い方
基本的には、調べたい検索キーワードをGoogleで検索するノリで入れて検索していけばよい。
検索窓の右側にあるドロップダウンリストや、検索結果の左側には研究のカテゴリ一覧が表示されており、これを選択することで自分の興味のある分野の文献のみに対象を絞ることができる。
検索式
検索窓に入力する文字列は、単に単語をスペース区切りで入力すればキーワード検索になるが、より高度な検索のための書式が用意されている。
例えば、キーワード transaction
で、かつ著者名に Jim
を含む文献を検索したい場合は
transaction author:Jim
と検索すればよい。
また、著者名をフルネームで(スペースを含む形で)検索したいときは括弧で括ればよい。
transaction author:(Jim Gray)
上記の検索ワードの中で author:(Jim Gray)
の部分が フィールドクエリ と呼ばれ、特定の属性値のみに検索をかけることを可能としている。フィールドクエリは、author
の部分が フィールドキー、:
の部分が フィールド演算子、Jim
の部分が フィールドクエリ値 と呼ばれる。
フィールドキーやフィールド演算子にはいくつか種類があり、これらを組み合わせることでより高度な検索が可能となる。
- フィールドキー
-
author
: 著者名 -
title
: タイトル -
conf
: カンファレンス名 -
jour
: ジャーナル名 -
year
: 出版年度
-
- フィールド演算子
-
:
: フィールドクエリの対象が文字列の場合に使う -
=
,>
,<
,<=
,>=
: フィールドクエリの対象が数値の場合に使う(実際はyear
のみ)
-
Google Scholar
Google Scholar はGoogleが提供する学術検索専用のサーチエンジン。情報ソースがかなり豊富なことが特徴で、学術論文だけでなく特許文書やホワイトペーパー、技術報告書、Google Booksのコンテンツなどを横断的に検索できる点に特徴がある。
(書きかけ)