LinuxでソフトウェアRAID 0を構築したい。
最近SSDの値段も下がって、複数台でRAID 0を使ってIO高速化とか、Intel SSD 910シリーズのようにそもそも4つのデバイスに見えるとか、ソフトウェアRAIDを使いたいことがよくある。また、RAID0、RAID1は、ほとんどのハードウェアRAIDよりソフトウェアRAIDの方がはやい。
Linux上でこれを可能にするのがmdドライバで、mdadmというツールを使って操作することができる。
mdadmをインストールする
Debianではaptでインストールできる。
$ sudo aptitude install mdadm
RAID0構成を作る
mdadm
でRAIDを組む前にfdisk
かparted
でパーティションを作っておく。
/dev/sdb、/dev/sdc、/dev/sddでRAID0を組むときは次のような感じ。
$ sudo mdadm -C /dev/md0 -l0 -n3 -f /dev/sd[bcd]1
オプションは次のような感じ
-C | 新しいデバイスを作成する |
-l | RAIDレベル。RAID0のときは-l0 、RAID1のときは-l1
|
-n | デバイスの数 |
-f | force option |
確認するときはmdadm -D
を使う。
$ sudo mdadm -D /dev/md0
/dev/md0:
Version : 1.2
Creation Time : Thu Oct 17 00:00:00 2013
Raid Level : raid0
Array Size : 750151680 (715.40 GiB 768.16 GB)
Raid Devices : 3
Total Devices : 3
Persistence : Superblock is persistent
Update Time : Thu Oct 17 00:00:00 2013
State : clean
Active Devices : 3
Working Devices : 3
Failed Devices : 0
Spare Devices : 0
Chunk Size : 512K
Name : hostname:0 (local to host hostname)
UUID : XXXXXXXX:XXXXXXXX:XXXXXXXX:XXXXXXXX
Events : 0
Number Major Minor RaidDevice State
0 8 17 0 active sync /dev/sdb1
1 8 33 1 active sync /dev/sdc1
2 8 49 2 active sync /dev/sdd1
できた。
あとは適当にファイルシステム作れば使うことができる。
$ sudo mkfs.ext4 -j /dev/md0
RAID0解除
アンマウントしてmdadmでstopすればよい。
sudo umount /mnt/ssd
sudo mdadm --misc --stop /dev/md0