タイルベースのウェブ地図にせよ、Solrによる地理空間情報関連の検索にせよ、技術の筋そのものの可否について評価をするというよりは、実際にやってみて性能を確認しながら改善していくことが有効。そのあたりの呼吸が、下記、太宰治の「二十世紀旗手」の表現に似ていると思った。
「
二十世紀の旗手どのは、まず、行為をさきにする。健全の思念は、そのあとから、ぞろぞろついて来て呉れる。…まず、試みよ。声の大なる言葉のほうが、「真理」に化す。ばか、と言われた時には、その二倍、三倍の大声で、ばか、と言い返せよ。論より証拠
」
太宰治
実際にサービスをリリースするという行為をさきにする。サービス運用のための具体的な知恵は、そのあとから、ぞろぞろついてきてくれる。まず、サービス運用を試みてみることが大事。具体的な知恵は、なるべく広く公開したほうが「真理」になる。ばか、と言われた時には、それに増す勢いで反論するのがよい。論ずるよりも定量的な性能や指標のほうが大事であり、そのためには実際に運用してみるのが一番である。