「groonga ソースコード読書会」というイベントに参加してきました。
blogroonga | Doorkeeper
読書会というよりはソースコード探検隊みたいな感じ。
「groongaのLoadコマンドの内部処理を追いかける」というお題の元、各人黙々とソースを読んでいました。
自分の場合には普段ほとんど接しないC言語のコードをじっくり眺める良い機会となりました。
会の雰囲気などはgroonga のソースコードリーディングに参加してきた - あいつの日誌βにもレポートがあります。
参加者の8割くらいがMacの中、Windows + Visual Studioという環境でエラー対応に時間がかかってあまり進められなかったのが心残り。
ということで次回以降Windowsで参加する方のために、環境構築でハマった点をまとめておきたいと思います。
##Windows環境での準備
Amazon WorkSpaces を1つ立てて、その上にVisual Studio 2013環境を作りました。
設定手順下記の通りです。
-
VS2013 Express for Windows Desktopのインストール
デバッガのついている for Windows Desktop 版をダウンロードしてインストールする。
Visual Studion 2013 Express -
CMakeのインストール
CMake -
groonga ソースコードのダウンロード
読書会では v5.0.2 を使用。下記URLよりダウンロードし、unzipする。
http://packages.groonga.org/source/groonga/groonga-5.0.2.zip -
ビルド用ファイルの生成
cd D:\Downloads\groonga-5.0.2
cmake . -G "Visual Studio 12 2013" -DCMAKE_INSTALL_PREFIX=D:\groonga
- デバッグ用にビルド
cmake --build . --config Debug
- インストール
cmake --build . --config Debug --target Install
-
VS2013でソリューションファイルを開く
cmakeを実行するとD:\Downloads\groonga-5.0.2ディレクトリにソリューションファイル(groonga.sln)ができるので、これをVisual Studio 2013で開く -
スタートアッププログラムの変更
Visual Studio が起動したら「groonga」を右クリックして「スタートアッププロジェクトに設定」を選択する
上記実施後、ローカルWindowsデバッガーを実行するとVisual Studioでgroongaのソースコードにブレイクポイント貼ることができます。
-デバッグ手順(作成中)