環境
CentOS7
Windows7
Mattermost3.9.0
MySQL5.7
概要
dockerやGitLabの方法もありましたがよく分からなかったので、
CentOS7に単体を直接インストールしてみました。
そこからWindowsで実際に使用するところまで。
公式の手順書通りですが、簡潔にまとめます。
https://docs.mattermost.com/install/install-rhel-71.html
使い方はまだあまりいじっていないので、あしからず。
日本語対応なのがすばらしい。
MySQLのインストール
1.ダウンロード
wget http://dev.mysql.com/get/mysql57-community-release-el7-9.noarch.rpm
2.yumリポジトリのインストール
yum localinstall mysql57-community-release-el7-9.noarch.rpm
3.MySQLのインストール
yum install mysql-community-server
4.MySQLサーバの起動
systemctl start mysqld.service
5.MySQL初起動時自動生成のrootパスワード取得
grep 'temporary password' /var/log/mysqld.log
6.取得したパスワードでログイン
mysql -u root -p
パスワード入力をしてください。
7.パスワードの変更(今は大文字と記号と数字必須みたいです)
「Password42!」部分に任意のパスを入力してください。
mysql> ALTER USER 'root'@'localhost' IDENTIFIED BY 'Password42!';
8.マシンの起動時にMySQLが自動的に起動するように設定します。
chkconfig mysqld on
9.Mattermostユーザー 'mmuser'を作成
mysql> create user 'mmuser'@'%' identified by 'mmuser-password';
10.Mattermostデータベースを作成します
mysql> create database mattermost;
11.ユーザー 'mmuser'にアクセス権を与えます
mysql> grant all privileges on mattermost.* to 'mmuser'@'%';
Mattermostサーバーのインストール
1.最新バージョンを確認して「3.9.0」の部分を変更してください。
https://about.mattermost.com/download/
wget https://releases.mattermost.com/3.9.0/mattermost-3.9.0-linux-amd64.tar.gz
2.Mattermost Serverファイルを抽出
tar -xvzf *.gz
3.解凍したファイルをディレクトリに移動
mv mattermost /opt
4.ファイル用のストレージディレクトリを作成
mkdir /opt/mattermost/data
5.サービスを実行するシステムユーザーとグループを設定し、所有権とアクセス許可を設定
3つ全部やります
useradd --system --user-group mattermost
chown -R mattermost:mattermost /opt/mattermost
chmod -R g+w /opt/mattermost
6.ファイルにデータベースドライバを設定
テキストエディタで編集します
vi /opt/mattermost/config/config.json
"DriverName"がmysqlになっているか確認
"mmuser~"の内容を以下のように変更
mmuser-passwordをパスワード、host-name-or-IPをホストIPに変更
"mmuser:<mmuser-password>@tcp(<host-name-or-IP>:3306)/mattermost?charset=utf8mb4,utf8&readTimeout=30s&writeTimeout=30s"
7.Mattermostサーバーをテスト
cd /opt/mattermost/bin
Mattermostサーバ起動
sudo -u mattermost ./platform
ログが出ることを確認したら終了
CTRL + C
8.Mattermostプロセスの監視を処理するデーモンを使用するため、Mattermostを設定
Mattermost設定ファイルを作成
touch /etc/systemd/system/mattermost.service
作成した空の設定ファイルに下記のものをコピー
[Unit]
Description=Mattermost
After=syslog.target network.target postgresql-9.4.service
[Service]
Type=simple
WorkingDirectory=/opt/mattermost/bin
User=mattermost
ExecStart=/opt/mattermost/bin/platform
PIDFile=/var/spool/mattermost/pid/master.pid
LimitNOFILE=49152
[Install]
WantedBy=multi-user.target
サービスを実行可能にする
chmod 664 /etc/systemd/system/mattermost.service
システムのサービスをリロード
systemctl daemon-reload
Mattermostサービスを有効にする
chkconfig mattermost on
起動時にMattermostを起動するように設定
systemctl enable mattermost
9.Mattermostサーバーを起動
systemctl start mattermost
10.Mattermostが実行中であることを確認
Mattermostサーバーから返されたHTMLが表示されます
curl http://localhost:8065
Mattermostサーバーの設定
1.ブラウザでMattermostインスタンスに移動
http://IPアドレス:8065
2.最初のチームとユーザを作成
最初に作成したユーザは管理者権限があるので、
システムコンソール等にアクセスできます。
統計とか見れたりします。
3.システムコンソールを開く
左上のユーザ名をクリックすると、「System Console」があります。
4.サイトURLを設定
「GENERAL」から設定できます。
日本語設定
1.ユーザ名から「Account Settings」
2.左のサイドバーの「Display」
3.下部「Language」横の「Edit」で、「日本語」→「Save」
誰かを招待
アカウントを持っていない人を招待
1.ユーザ名から「チーム招待リンクを入手」
2.URLが表示されるので、それを送信してアカウントを作ってもらう。
アカウントがある人を招待
1.ユーザ名から「メンバーをチームに追加」
2.もしくはURLを送るだけです。
http://IPアドレス/チーム名/
まとめ
この方法はとても簡単でした。
各OS用のソフトがあるので、ブラウザじゃなくてもいい。
iOSとAndroidにもアプリがあるので、本体にVPN設定をしてあれば、
外出先からスマホでも利用ができます。
Slackと違って日本語なのが本当便利です。
設定も分かりやすいですしね!
見た目はSlackそっくりですが...
Mattermostのサイトをチラッと覗いたら、
「Mattermost vs Slack」
なんてのを目にしました。
敵意むき出しですが、対抗できると思います。笑
OSSなのでいろいろ実装できそうですし。